みなさん怖い絵は好きですか。私は好きです。
伊丹市美術館の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展」を見てきました。
エドワード・ゴーリーとは
エドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家です
サブカル系本屋に置いてあるのを見た人も多いのではないかと思います。
韻を多用した文章や、精緻な線を主体にした絵が特徴です。
陰惨な展開や暗い絵が多く、トラウマになった人も多いのでは。しかしその作品には独特の魅力があり、熱心なファンが多いのも事実です。
日本では柴田元幸という翻訳者が翻訳して有名になりました。
美術館についた
……な、なんかすごい建物だ。
伊丹はお酒造りで栄えた町らしくて、それにちなんだデザインのようです。。すごかったです。ゴーリー関係ないけどかっこよかったので建物好きな人はそれも見ていってください。
ゴーリー展の入場料は大人800円です。チケットがかわいい。
美術館の中身 はたしてどんな絵があるのか?
写真不可なのでここからは写真なし。
・第一展示室
ここにはゴーリーの出した本が並べられていました。かなり量が多いです。そして装丁がどれも素敵なんですよね……。そりゃコレクターもたくさんいるよなあと思いました。この本本棚に並べたら楽しいでしょうね。
日本語に訳されてない本も多くておもしろかったです。
・第二展示室
この部屋にはゴーリーが挿し絵を担当した絵がありました。意外と暗くない作品の挿し絵もしていて興味深かったです。キャッツの挿し絵をやっていたのは知らなかったです。
個人的に好きな「優雅に叱責する自転車」もここに置いてありました。
・第三展示室
ここはゴーリー晩年の作品やポスター作品。舞台芸術のデザインなどが飾られていました。日本をテーマにした作品もあって親しみをもてました。ゴーリーはバレエ好きだったということ。確かに踊っているようなイラストが多いですよね。
・ミュージアムショップ
ポストカードが買えてうれしかったです。日本で売ってるところ見たことないですからね……。ゴーリー書籍もいろいろありました。個人的にタロットが気になりましたが使わないからやめときました。
翻訳者柴田元幸の本も置いてあって翻訳に興味のある人にも気になる物があるかもしれません。
まとめ
展覧会を出たあと不安な気持ちになりました。(誉め言葉)
ただ単に怖いのではなくて、想像力を刺激される怖さなんですよね。描いてある人物にあまり表情がなくて、動きも淡々としてて。でもそれゆえに不安になってしまいます。
非常に面白かったです。怖いものに耐性のある人はぜひ。
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