『黄金を抱いて跳べ』を読みました。
映画化のときにお友達がはまっていたので前々から気になっていた一冊です。
あらすじ
後ろ暗いことをして生きてきた幸田。彼は銀行から金塊を盗み出す計画に誘われます。6人の仲間と念入りな計画を立て、準備し、決行の日に備えます。果たして計画は成功するのでしょうか。
大阪ローカル犯罪小説
私は大阪出身なので、大阪の描写が面白かったです。「ああこの辺は車で通ったことがあるな」と思えるのが楽しいです。作者も大阪出身らしいです。
腐ったお姉さんたちに人気があったのは「なるほど……」って感じだったんですが、びーえるセンサーが働いてないのでそうか……と流してしまいました。でもこういうのが好きな人はぐっとくるんでしょうね。(断っておくけどほんとにそういう描写がある。私が勝手に言っているわけではないです)
それはそれとしてストーリーは面白かったです。キャラクターがそれぞれ覚えやすくて魅力的ですし、終盤の計画決行するシーンはすごくはらはらしました。不測の事態、分刻みの計画の展開はまさに犯罪小説らしくてよかったです。
ただ終盤はつぎはぎすぎて若干イメージしずらかったので、映画も見て補完したいです。あれは映像のほうが説明しやすそうな気がします。
まとめ
楽しめたけど、私向けに書かれたわけではない感じもします。それはそれで面白いですけど。
映画も見てみたいので今度探してみようと思います。
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