ブックワームのひとりごと

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ごめん、オチが読めてしまった 『ワールズエンド・ガールフレンド』感想

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毎日更新にシフトしようとしたら、うまくいかなかったのでやっぱり好きなときに好きな記事を書きます。 

というわけで『ワールズエンド・ガールフレンド』を読みました。

ワールズエンド・ガールフレンド (ガガガ文庫)

ワールズエンド・ガールフレンド (ガガガ文庫)

 

 あらすじ

交通事故で記憶を失った真夜。彼女は幼馴染、慎司に支えられ、日常を取り戻そうとします。同時進行で二人の過去、事故に至るまでの時間が描かれ、さまざまな時系列から二人の関係を見つめます。

 

オチが読めてしまったよ

悪くはないんですが、開始して10ページくらいでオチが読めてしまったのが致命的でした。

双子で記憶喪失だったら誰でもこの可能性を考えると思います。べたべた過ぎる……。どんでん返しでオチが読めてしまったら何を楽しめばいいのかわかりません。

もう一段オチを用意してくれていたらよかったんですが、それもないので本編がだいぶ消化試合になってしまいました。

先が読めてもいいタイプのストーリーと読めてはいけないタイプのストーリーの違いって重要だなと感じました。

 

主人公の友人がかわいい

日常パートは結構好きでした。

主人公の友人がかわいかったです。このキャラで一本小説が読みたいくらいです。彼には幸せになってほしいです。

しかしそれがオチにかかわってくるかというと微妙な気がします。いっそオチの要素を排して、普通の学園青春ものとして書いてもよかった気がするんですが、それだとまったくの別物すぎるかもしれませんね……。

私の察しが良すぎるだけで、あんまりこの手の話を読まない人なら純粋にびっくりできるのかもしれません。

 

まとめ

オチが予測できなければよかったのに……と残念なことしきりです。

やっぱりこうして読んでみると、どんでん返しの作品の難しさを感じますね。読むほうも書くほうもハードルが高いというか……。