鉱石が好きなので、眺めているとわくわくしてきます。かっこいい。
『よくわかる元素図鑑』を読みました。
- 作者: 左巻健男,田中陵二
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/09/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書籍概要
私たちの世界を構成する「元素」美麗な写真とともに、どんな元素が何に使われているか解説します。鉄や酸素などの身近なものから、人工元素まで、さまざまな元素の力に迫る一冊。
目に楽しく頭にうれしい
鉱石や結晶のたぐいが大好きなので、きれいな写真が高画質で見れるだけでとてもうれしいです。やっぱり結晶は美しいですね。
解説も結構ボリュームがあって、写真任せではない内容です。元素が何に使われているか、利用における歴史的な背景、ほかの元素との関係など。内容が多くても、画像とのバランスがいいから結構さくさく読めます。
周期表は高校の科学の時間に習ったはずなんですが、結構忘れている部分もあり、大人の復習にいいかもしれませんね。
合金の力すごい
一番面白かったのが合金の世界。ある金属にちょっと他のものを混ぜるだけで性質が変わっていきます。
いつも使われているブリキやステンレスの力がどのようなしくみなのかもわかってきます。ステンレスの表面がさびているなんて初めて知りました。
あと日本硬貨は一円玉以外全部銅の合金なのは知らなかったです……。十円玉以外はみんな銅じゃないと思っていました。
元素の話は身近なものに結び付くんだなあと新鮮な気持ちでした。
まとめ
元素の世界って面白いなあと感じた本でした。化学は苦手だったんですが、こうして身近なものを用いて解説されるととっつきやすいですね。
写真を提供された田中陵二さんは、結晶写真を展示するHPをやってらっしゃるそうな。
ちらっと見ただけで新鉱物とか鉱物の特徴の解説とかデータ量が多いです。これはゆっくり見ないといけないですね……。
知っておきたい化学物質の常識84 なんとなく恐れている事故や公害から、“意外と正体を知らない”家庭用品まで (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 左巻健男,一色健司
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: Kindle版
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