あらすじ
イラストレーター、ボンボヤージュがさまざまなことに挑戦する。日本で一番高い山に登ったり、築地市場で鍋の具を買ったり、鎌倉で座禅を組んだり。ドタバタしながらお出かけするコミックエッセイ。
締め切りをぶち破りまくる著者
これを読んで初めて、イタリア編の締め切りを何度もぶち破っていたことを知りました。編集者たち、大変だったでしょうね。コミカルに描かれてるけれど、相当恨まれてそうです。
周りの人はかわいそうなんですが、そういう態度を取っていても仕事が来るということは、著者は売れっ子なんだなあと感じました。
これ以外にも、すぐ調子に乗ったり、買い物で失敗したり、著者のだめなところがいろいろ描かれています。そういう、完璧ではないところをあえて描いているのが面白いです。
さすがに、現実のボンボヤージュはだめなところだけではないと思うんですが(そうでないと仕事が来ないから)、自分を落として笑いを取るのが楽しいです。
恐るべし富士山
この本のサブタイトルにもなっている富士山は、めちゃくちゃきつそうでした。やっぱり日本一は大変なんですね。
ご来光を見に行ったのに、あっさり頂上からのご来光をあきらめたのは潔くてよかったです。そりゃしんどいよね。
チームで一番体力があった人が高山病になって、高山病っていうのは体力関係なくかかるものなのだな……と思いました。
チャレンジというにはゆるすぎる向きもありましたが、築地で鍋の材料を買う回も好きでした。おいしいもの食べただけなのに、なんだかほのぼのした雰囲気がありました。そして結局シャンパンは開けられなかったのかよ!
まとめ
わいわいして楽しかったです。また読みたいですね。
とりあえず、富士登山には行きたくなくなりました!