今日の更新は、恋愛ライトノベルおすすめまとめです。
あまりフィクションの恋愛に関心のない人間なんですけれど、それでもときどき「面白いな」と思うものがあります。
今回はそれをまとめてみました。
- 『ヴァンパイア・サマータイム』石井博品 ファミ通文庫
- 『森の魔獣に花束を』小木君人 ガガガ文庫
- 『ロミオの災難』来楽零 電撃文庫
- 『ボンクラーズ、ドントクライ』大樹連司 ガガガ文庫
- 『陸と千星 世界を配る少年と別荘の少女』野村美月 ファミ通文庫
- 『青春離婚』紅玉いづき 星海社FICTIONS
- 『サクラコ・アトミカ』犬村小六 星海社文庫
『ヴァンパイア・サマータイム』石井博品 ファミ通文庫
吸血鬼の少女と人間の男の子の異種間恋愛ラブストーリー。
丁寧な心理描写で、純粋に「恋愛っていいな」と思える作品です。もう胸がきゅんきゅんしまくり。
吸血鬼と人間が共生する世界観も面白いです。住んでいる時間帯が違うからこその切なさ。のめりこむように読みました。
『森の魔獣に花束を』小木君人 ガガガ文庫
内気な少年と植物系モンスターとの恋物語。
恥ずかしくなるくらいべたべただけれどそこがいい。直球のラブストーリーと、絵本のようなほのぼのとした世界観が魅力的です。
人外娘スキーにもおすすめしたい一冊です。
『ロミオの災難』来楽零 電撃文庫
呪われた『ロミオとジュリエット』の台本によって、恋愛の矢印がロミオ役に集中する、ちょっとホラーなラブコメディ。
まったくうらやましくないハーレム展開。そして怒涛の展開を見せる演劇部公演シーンがよかったです。
幽霊ものだけれど、そこまで怖くないです。ホラーが苦手な人でも読めると思います。
『ボンクラーズ、ドントクライ』大樹連司 ガガガ文庫
映画研究部という名の「ヒーローごっこ」をしていたふたりの少年。そこに映画製作経験のある女の子がやってきて……。
男ふたりと女の子ひとりの三角関係。映画製作のコミカルさとともに、女の子に惹かれていくふたりの少年が描かれます。
オチはビターではありましたが、さわやかでどこか希望がありました。こういう味のあるエンドは好きです。
『陸と千星 世界を配る少年と別荘の少女』野村美月 ファミ通文庫
両親の離婚の話し合いによって田舎の別荘に滞在する少女と、新聞配達の少年が出会うボーイミーツガール話。
非常にべたな話を丁寧に書いているところに好感が持てます。児童文学としても読めますね。
子どもの力でどうしようもないことによる葛藤と、それを少しだけ救ってくれる淡い恋の物語です。
『青春離婚』紅玉いづき 星海社FICTIONS
アプリやSNSのbotサービスなど、デジタルなものをモチーフにした恋愛連作短編。
テーマがとても現代的なところが魅力。小さなスマートフォンの中身に一喜一憂し、葛藤したり心を通わせていく少年少女がかわいいです。
青春のころを思い出し、胸キュンできる本でした。
『サクラコ・アトミカ』犬村小六 星海社文庫
世界を滅ぼす力を持ったサクラコと、それを見張る少年のボーイミーツガール物語。
主人公ふたりがめちゃくちゃかわいいです。少しずつ惹かれ合う姿ににこにこしてしまいます。
それだけに、終盤の劇的な展開は心が痛いです。そこがいいんですが。
迫力とけれん味のあるバトルシーンも魅力。
以上です。
気になる本があったらぜひ読んでみてくださいね。