ブックワームのひとりごと

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『王様のプロポーズ5 真赭の賢者』橘公司 ファンタジア文庫 感想

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王様のプロポーズ5 真赭の賢者 (富士見ファンタジア文庫)

 

あらすじ・概要

世界最強の魔術師・彩禍と同化している無色は、彩禍の姿で滅亡因子と戦っていたことにより落第しそうになる。エルルカと共に補習と言われて向かったのは南の島。一行はそこで採集をしながら補習を行うが、そこにも滅亡因子の危険が迫る。

 

話は楽しいけどひとりかわいそうなやつがいる

ゲーミフィケーションのような描写があったり、それぞれの水着姿の設定が違ったりと面白いですね。

仮面とかニッチ性癖も回収してるのがすごいです。

 

新キャラはギャンブル依存症の美少女のような美少年とムキムキ筋肉巨女という組み合わせ。ちゃんと挿し絵もあります。

設定的に今後も出てきてくれそうなので、活躍を期待しています。

 

今回はエルルカ回。エルルカは過去同族の女性と結婚していました。エルルカは相手を助けるために形式的に結婚したのですが、相手は本気で……という話。

痴情のもつれ! となりましたがそもそも今回の滅亡因子が痴情のもつれ的なものなのでつじつまは合っています。ケモミミキャラマシマシでかわいいですね。

エルルカの狼バージョンの挿し絵があるのも助かります。デザインするの大変だろうにこのシリーズデザインが豪華ですね。

 

ただ明らかに百合を意識した回なゆえに、エルルカを無色のハーレムメンバーにする必要はなかったのでは? 無色は彩禍一筋なので百合に挟まる男になりたいわけではないし、エルルカの相手がかわいそうです。モテても嬉しいという気持ちの前に彩禍のために貞操を守ることが出てくるキャラクターなので、そこははっきりきっぱり断ってほしかったですね。

 

 

 

 

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