ブックワームのひとりごと

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魔術都市プラハとグラッドストーンの墓泥棒―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 中』

バーティミアス5 ゴーレムの眼 中 (静山社ペガサス文庫)

今日の更新は、ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 中』です。

 

これまでの記事はこちら。

性格の悪い少年が妖霊を召喚して秘宝を盗む―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 上』

かっこいい危機と自業自得な危機と―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 中』

人間を助けてしまうバーティミアスが愛しい―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス サマルカンドの秘宝 下』

ふたたび呼びだされたバーティミアス―ジョナサン・ストラウド『バーティミアス ゴーレムの目 上』

 

あらすじ

大英博物館でゴーレムと出会ったバーティミアス。その報告を信じ、ナサニエルプラハに飛ぶ。そこでゴーレムの魔法を調べることになるのだが……。一方キティはレジスタンス団の仲間とともに、グラッドストーンの墓泥棒に挑戦する。

 

いけ好かない魔法使い、プラハ

ナサニエル、突然プラハへ。プラハに行ってもいけ好かない奴ですね。

ただたまに、ほんとにたまーにまともな言動をするので、バーティミアスがなんだかんだで見捨てられないのはよくわかります。

ナサニエルは気づいていないかもしれませんが、実質バーティミアスが保護者ですよね。

魔術都市プラハのなんともいえないおどろおどろしさは好きです。別の小説みたいな趣がありました。

 

レジスタンス団のキティはグラッドストーンの墓泥棒へ。このシーンはとてもハラハラしました。

暗闇を明かりを頼りに進み、宝を探す。そして彼らが見つけたものはめちゃくちゃ怖かったです。

終始どこか冷めているキティでしたが、だからこそあの状況で冷静な判断ができたんでしょう。

一見ゴーレムとはあまり関係がないように見えますが、この墓泥棒がどうゴーレムの破壊活動と関連するのか楽しみです。

あと、レジスタンス団の人間関係はとてもリアルですね。だんだん老害と化すリーダーがいて、無鉄砲で考えなしな子がいて……それでも不思議といらいらしないのは、きっぱりしているキティが語り手だからかもしれません。

 

久しぶりに読んでもめちゃくちゃ面白いので、やっぱりジョナサン・ストラウドはすごいです。

 

まとめ

これからどうなるんだ? というラストだったので、第二部完結が楽しみです。

また読み進めたいですね。

バーティミアス5 ゴーレムの眼 中 (静山社ペガサス文庫)

バーティミアス5 ゴーレムの眼 中 (静山社ペガサス文庫)

 
バーティミアス軽装版 サマルカンドの秘宝全3巻