今日の更新は、『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』です。
TOHOシネマズのポイントが溜まったので見てきました。
あらすじ
夏休み、学校の先生や生徒とヨーロッパに旅行に行ったスパイダーマンことピーター・パーカー。しかしそこでエレメンタルズという敵を倒さなければならなくなる。旅行を楽しみたい気持ちと、ヒーローとしての使命の間で揺れるピーターだが……。
恋愛パートがめちゃくちゃかわいい
少女漫画かよ! というほど恋愛パートがかわいかったです。
ヒロインのMJは、ひねくれていて、いちいち「空気が読めない」ことを言ってしまうような女の子。そして友達と仲良くするのが苦手。
一方で、抜群の聡明さ、着眼点の鋭さがあり、頭の回転が速いです。窮地でも冷静さを失わないたくましさもあります。
ある意味「アメコミヒロイン」らしくないキャラクター設定で、すごく新鮮でした。
そしてそんなMJに惚れているピーターもかわいい。ほほえましい。永遠に応援していたいです。
告白したいけれどなかなかできないもどかしさや、ヒーローとしての活動と恋愛を両立する難しさ、ちょっと不器用なふたりが歩み寄り恋人になるまでが丁寧に描かれていてとてもかわいい。かわいいです!
アメコミ映画って結構恋人が破局するイメージがありますが、このふたりにはなんとか仲良しのままでいてほしいです。
ストーリー自体はコミカルでしたが、よく考えるとなかなか重かったです。
今回の敵が「人は自分が信じたいものを信じる」というシーンがあります(うろ覚えなので細かい言い方が違ったらすみません)。これは自分が楽になりたいがために言葉を都合よく解釈してしまったピーターにかかると同時に、フェイクニュースが飛び交う現代の社会へとかかっているのではないのでしょうか。
テクノロジーによって「事実」が書き換えられてしまうこと、そして実はそうされることで「楽」になってしまうピーター(と私たち)という構図はすごく暗いなと思います。
それはヒーローが悪人をぶん殴ることで解決するような問題ではないので、すごく難しいです。自分の責任を自覚して、間違ったら自分でしりぬぐいをする、というのがひとつの解決策だけれども。
ラストシーンはもろにそれ。ものすごく気になる引きで終わってしまったので、スパイダーマンが書き換えられた事実とどう向き合うか気になります。
といいつつ、マーベルの映画は面白そうなものを気が向いたときにしか見ないので、別シリーズでこの続きが描かれると困るな……。
まとめ
すごく面白かったです。少女漫画で本当にかわいいし、コミカルで楽しい。それでいて、いろいろ重いことを考えてしまう作品でした。
ホームカミングが好きだったのでそれよりつまらなかったらどうしようと思っていましたが、見劣りしない面白さでよかったです。

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前作ホームカミングの感想はこちら。