ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

残業まかない、インドの巡礼料理、ミャンマーに取り残された少年。最近見た・読んだ作品5つ(20210925)

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サラメシ「釣り具メーカーのまかない魚メシ/伊豆の潮かつお」

働く人の昼ご飯を紹介していく番組。

何気なくテレビをつけたらやっていたので見てたけど、この回「料理を作る女」の圧強~となっちゃってちょっと引いちゃいました。

でも釣り具メーカーのまかないを作っている女性の態度がかなりクールなのはよかったです。こういう女性好き。

 

中村哲也『ネコと鴎の王冠』

ドイツでビール職人を目指す青年とその恋人の話。

ビール醸造というテーマもいいし絵柄もめちゃくちゃかわいいんですが、このキャラもストーリーも真面目な内容で唐突にお色気シーンが入るのがきついですね……。おっさん向け雑誌じゃないんだから。

 

poko『うさぎさんのおしごと 番外編』

前に感想を書いた『うさぎさんのおしごと~バニーガールのイケナイないしょ話~』のおまけ番外編。

honkuimusi.hatenablog.com

一部本編とかぶる内容もあるし、ページが少ないので著者へのお布施感覚で買うのがよさそうです。

今回はちょっとエッチな話題があったな……。(全年齢の範囲内ですが)

 

『聖者たちの食卓』

インドで巡礼者たちに振る舞われる大量の食事、それを作る風景をひたすら映すだけの映画。

例えて言うなら「映画や動画である気持ちいい瞬間だけを集めて編集したような作品」。しかも翻訳されたせりふはなく、原語でちょっと人々の会話が聞こえるくらいなのに、ちゃんと面白いからすごいです。

食事は多くの人たちのボランティアによって賄われ、多くの人が階級関係なく同じ料理を口にします。

「同じ釜の飯を食う」というのは月並みな言葉ですが、実際に同じ釜の飯を食うことは何が尊いのか、ということがわかるような気がしてくる作品でした。

 

樹なつみ『暁の息子』

設定やストーリー自体はドラマチックで、ミャンマー(ビルマ)という舞台も個性的で楽しめました。ミャンマーをめぐる政治問題や民族問題にも切り込んでいくのは面白いです。

しかしヒロインがあまりかわいくない上に頭が悪いので、物語を牽引していく存在として、あまり魅力がありませんでした。そこだけポンコツ色ボケ漫画みたいになっています。