ブックワームのひとりごと

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試みはいいけど作り込みが甘すぎ―『Death Come True』

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Death Come True(デスカムトゥルー)

 

あらすじ・概要

青年、カラキマコトは、ホテルの一室で目覚めた。自分が連続殺人の指名手配犯であることを知ったが、過去の記憶がない。ふと、ドアをノックする音が聞こえ……。

 

ちゃんとした会社ならもっと真面目に作ってほしい

面白かった部分もなくはないんですが、それ以上に減点しなければいけない部分が多すぎます。これが個人で制作した作品なら甘い点をつけてもいいですが、ちゃんとした会社のちゃんとしたゲームなんだからしっかりしてほしい。

 

まず根本的な問題なんですけど、映像でできたゲームなのにその映像表現がすごくださいんですよね。せっかく映像で表現してるのにノベルゲームみたいに長々とモノローグをやるし、俳優の演技はわざとらしいし、映像だからこそ映えるシーンもそんなにない。

そもそもノベルゲーム書くときと同じノリで脚本書いてしまってるからダサくなるの当然なんですよ。ちゃんと映像の脚本を書いてほしい。

 

その上とことん作り込みが甘い。攻略難易度が低いのはいいとして、ストーリーを選択することによる没入感があまりありません。かなり投げっぱなしなバッドエンドもあったりして、クオリティを上げようという意思が感じられないんですよね。

 

試みとしては面白いと思うし、今後のことを考えると課金したことを後悔はしていませんが、他人にはおすすめしません。差し当たっては映像におけるシナリオの作り方を練習してから作ってほしいです。