ブックワームのひとりごと

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成長していく人間に寄り添う面白さが描かれている―ひこちゃん『小学生男子は本日も晴天なり!』

小学生男子は本日も晴天なり! (コミックエッセイ)

 

あらすじ・概要

働きながら息子を育てている漫画家である著者。小学生の息子と送る日々は、刺激的で面白い。息子と旅行に行ったときのこと、自由研究をしたときのこと、小学校受験に挑戦したときのことなど、息子との生活をコミカルに描いたコミックエッセイ。

 

何となく「子どもかわいい」ネタだったり「子育ては苦しい」ネタだったりするのかなあと思って読み始めたら想像と違いました。

どちらかというと間近で人間の成長を見られる面白さ、子どもならではの視点の斬新さなどが描かれていました。

過酷な山登りで子どもの成長を実感したり、自由研究を手伝って子どものアイデアを応援したり、子どもの成長って面白いんだ、というパワーに満ち溢れていました。

でも押しつけがましさはそこまでなく、クールな視点も持ち合わせているところの塩梅がよかったです。

 

個人的には就学前、小学校受験に挑戦したときの話が面白かったです。公立の小学校は受験する前に抽選があったり、試験内容が独特だったり興味深かったです。

また、息子は受験に落ちてしまうのですが、家族が「それでも小学校受験をやってみてよかった」と最後に肯定的にとらえられたのがよかったです。

受験を通して高度な教育を行う学校に触れ、「親として何ができるか」を考え直せたという結論はポジティブでよかったです。

 

成長する人間の興味深さが前面に出されていて、面白かったです。