ブックワームのひとりごと

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インターネットでニュースを見るのをやめました。

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特別お題「今だから話せること

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インターネットでニュースを見るのをやめました。

ニュースサイトをチェックするのもやめたし、Twitterで流れてくるいろいろなニュース記事をクリックすることもほとんどなくなりました。よっぽど気になるニュースなら別ですが、それ以外の記事は完全にスルーしています。

 

とはいえ、時事問題について興味がなくなったわけではありません。

気になることは本を読んで調べることにしました。

図書館で新書や岩波ブックレットを借りて来たり、電子書籍を買ったり、KindleUnlimitedを使って関連の本を探したりしています。

 

インターネットでニュースを見るのをやめた一番の大きな理由は、「インターネットでニュースを見ると同時に有象無象の他人の意見が無限に流れてくる」ことです。

何ならもう見る前からみんなあれこれ言っているから、ついそのひとつひとつの意見に「これは正しいのか?」と考え込んでしまってきりがありません。

そしてその意見に差別的なもの、しょうもない揶揄が含まれていることも多いからストレスがたまります。

「私はインターネットでニュースを見ない」ということを決めてからそういうツイートに距離を置けるようになりました。

 

インターネットより本の方が正確な情報が得られる、と思っているわけではありません。実際インターネットよりも不確かな本はたくさんあります。

けれど本には、著者や作者の主張と、ゆっくり時間を取って向き合える、というメリットがあります。

不思議なことに、インターネットで嫌だな、受け入れられないな、と思った主張も、本で読むとそこまで不快感を覚えないことも多いのです。自分とは違う価値観だけど、こういう人もいるよね、とすんなり受け入れられます。それがすごく気楽なんですよね。

この社会には分かり合えない人がいっぱいいますが、その人のバックグラウンドを知ってしまうと安易に全否定できないところがあります。

その気楽さを知ってしまった今、インターネットでニュースを見るのが嫌になってしまいました。自然とニュースサイトやTwitterのトレンドから離れ、今に至ります。

 

インターネットでニュースを見るのをやめたことから、正直ものすごく思想は偏っているだろうな、という自覚はあります。

しかし、自分ひとりではすべてを知ることができないからこそ、私ひとりが偏っていても人間社会全体でどうにかなっていれば大丈夫なのではないか、と最近は思うようになりました。

だからこそ自分とは違う価値観の人を排除するのはよくないのだと思います。

 

永遠にインターネットのニュースを見ないと誓っているわけではないですが、しばらくその行為に使う時間を読書に充てて、面白そうな本を紹介する場所として役に立てればと思います。