ブックワームのひとりごと

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『キャッシュ・フォー・ワーク 震災復興の新しいしくみ』永松慎吾 岩波ブックレット 感想

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キャッシュ・フォー・ワーク――震災復興の新しいしくみ (岩波ブックレット)

 

あらすじ・概要

災害のとき、どのようにして被災者を助けるべきか……。著者が紹介するのはキャッシュ・フォー・ワークと呼ばれる概念だ。被災者に復興のための作業をしてもらい、給料を発生させることによって被災者を支える。その歴史や東日本大震災での実践についても述べる。

 

震災復興のために被災者が働き、それにお金を払う

キャッシュ・フォー・ワークとは、「被災者に復興のための仕事をしてもらい、それにお金を払う」ということ。がれきの撤去や土木作業、復興のための小物づくり、遺品の創作など、本の中ではさまざまなキャッシュ・フォー・ワークが紹介されます。

賃金によって被災者を支えるとともに、「自分の手で復興した」という実感が被災者たちの心を回復させます。その展開が面白かったです。

 

キャッシュ・フォー・ワークも万能ではなく、場合によっては被災者がキャッシュ・フォー・ワークに依存してしまうこともあります。キャッシュ・フォー・ワークの賃金がその社会の相場より高いと、住民はキャッシュ・フォー・ワークが撤退することを嫌がります。賃金には繊細な検討が必要になります。

 

ただ、『キャッシュ・フォー・ワーク』って何のこと? と全く中身について想像つかなかったので、もう少し分かりやすい言い換えをしてほしいです。

基本的に学者や本を書く人は言葉を覚えるのが得意だからいいですが、多くの人はそうではないわけです。

直訳して「労働のためのお金」としても何を指すかわからないんですよね……何なら世間一般におけるお給料のことかな? となるし。

サブタイトルをタイトルにした方がわかりやすいかもしれないです。

 

 

 

 

 

 

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