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ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

トルコ人と結婚した漫画家、日常を描く 高橋由佳利『トルコで私も考えた 21世紀編』感想

トルコで私も考えた 21世紀編 (クイーンズコミックスDIGITAL)

あとがきを見たら最終巻だったようです。コミックエッセイってどこから読んでも大丈夫だからいいんですけれど。

ノリで読む本を選ぶのでこういうことはよくあります。

 

書籍概要

トルコに暮らしていた漫画家が、日常のことを記録していきます。食べ物のこと、夫の家族のこと、宗教のこと。考え方の違いや国際結婚の苦労。何気ない日常から異文化を描くコミックエッセイ。

 

あなたの知らないトルコの世界

興味のある国なのでいろいろ調べてはいたけれど、こうしてみると知らないことばかりだなと感じます。

一番びっくりしたのがケマル・アタトゥルク(トルコを民主化した英雄)が女性と浮名を流していたこと。それは知らなかったですね。しかもその話はトルコでタブー視されているという。誰がそういうことを伝えたんでしょうか。

紹介されるトルコ料理もとてもおいしそうです。なすが好きなのでなす料理の話はお腹がすいてしょうがないです。でも結構手間がかかる料理なので、気軽には作れなさそうだなあ……。

ちゃんとした専門書も好きですが、生活感を感じるには、エッセイは素晴らしい資料ですね。

 

トルコ人の家族観

トルコ人の家族観も面白かったです。家族意識が強いトルコの人たち。夏休みに長く宿泊しないと「私のことが嫌いなのね!」ってなる価値観には驚かされます。

つながりは強いけれど、あまりべたべたしたところを感じないのは、作者の描き方のせいなのか、トルコ人がそうなのか……。

イスラム教国の中では世俗的とはいえ、性倫理に厳しく、浮気は絶対ダメだったり、路上でキスなどもってのほかだったり。政教分離があっても、心の中にしみついた宗教観はなかなかなくならないものなんですね。

今のトルコは結構ごたごたしているけれど、トルコの良いところは保持したままなんとかやってほしい……と思いました。

 

まとめ

生活感があって面白かったです。また機会があれば他の巻も読んでみたいですね。

トルコ料理も食べてみたいです。このあたりで料理屋あるのかな。