ブックワームのひとりごと

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一人でシベリア鉄道に乗ったら出会いがたくさんあった 織田博子『女一匹シベリア鉄道の旅』感想

女一匹シベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

借り物。タイトルに使われてるフォント、きりぎりすでしょうか。こういうことが気になる体質になってしまった……。

 

あらすじ

ユーラシア大陸を横断するシベリア鉄道。著者は女一人でシベリア鉄道に乗り込み、ロシアから中国を旅する。そこには同乗者の出会いや別れ、車窓から眺める美しい風景があった。

 

絵柄がかわいい

何よりもまず、絵柄がかわいいので気に入りました。

漫画絵なんですが、うまくデフォルメがきいていて、そこまで萌えっぽくないところがいいです。キャラクターの表情がはっきりと示されていて、実際にそれを見た気分になってきます。

色の塗り方もクレヨンのような質感になっていて、作品の雰囲気に良く合っていたと思います。

正直テーマとしてはそんなに特別なものはないと思うんですが、絵やコマの割り方、ストーリー運びが上手いのであまり気にならなかったですね。

展開にびっくりすることもはらはらすることもそれほどない、しかし読んでいてほのぼのとした気分になれる作品でした。

 

シベリア鉄道の愉快な同乗者

そして、シベリア鉄道に乗り込んだ乗客たちの描写が面白かったです。

意外だったのがバックパッカーが少なかったこと。仕事の出張や里帰りに使う地元の人の方が圧倒的に多いみたいです。よく考えると当たり前か。

子どもたちを連れて旅をする肝っ玉かあちゃん、カナダ人のバックパッカー。靴を運んでいる中国人商人など、さまざまな人がシベリア鉄道を利用していました。

そういう背景が全く違う人たちが、同じ列車に乗って会話をしているのは、まさに一期一会でした。長時間の移動でしか味わえない旅の醍醐味があります。

ただ列車にシャワーがないのは大変そうでした。1、2日ならともかく横断中ずっと頭洗えないのはきつそうですね……。

 

まとめ

ほのぼのしてよかったです。絵柄がとても好きなんですよね。

読んでいるとどこかに旅をしたくなる、そんな作品です。

女一匹冬のシベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

女一匹冬のシベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

 
女一匹シベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)

女一匹シベリア鉄道の旅 (コミックエッセイの森)