この発達障害の人向けシリーズがためになるので読み進めています。興味深いですよ。
書籍概要
発達障害者が就職活動するためにはどうすればいいのか?
就労を考えている発達障害の人のために、面接で気を付けること、履歴書の書き方、就活に対する心構えなど、初歩的なことから解説していく手引書。
「みんながやってるからやる」とは一線を画す
私もそうなんですが、発達障害の人って「みんながやってるからやる」ということは苦手だと思います。自分の中で納得がいかないことはなかなか始められません。
この本は、その「納得」をもたらしてくれる本でした。ひとつひとつの就活のルールに、「なぜそうしなければならないのか」を説明してくれます。そこがわかりやすくてありがたかったです。
発達障害の人向けの内容ですが、「なぜ就活では〇〇しなければならないのだろう?」という疑問を抱えている人には参考になりそうです。
理由がわからないもの、理由を教えてもらえないものというのは不安です。この本はそれを解決してくれました。
どのように配慮を求めていくか
「配慮」もなんでもかんでも求めればいいというものではなく、就職に関してどうしても困難がある部分だけ求めなければならないなと感じました。
もちろん仕事の内容によって配慮が追加されることもあるでしょうが、それは就職してから考えていけばいいこと。あまり最初から列挙していくのは印象が良くないのだなとわかりました。
発達障害の人にとって相手の気持ちを想像するのは難しいことですが、こうして因果関係をはっきりしてもらえるとまだ理解しやすいですね。
どんな感情も、暗黙の了解も、きちんと理由があれば理解できるものなんだなと感じました。
就職活動は楽ではないですが、読んでいると少し勇気づけられる気がしました。
まとめ
このシリーズはいろいろと参考になります。また機会があればシリーズを読みたいですね。
レイアウトもシンプルで見やすくていいです。
発達障害の人の内定ハンドブック―『発達障害の人の就活ノートII』完全版
- 作者: 石井京子,池嶋貫二,佐藤智恵
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本
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