今日の更新は、恋愛漫画おすすめ記事です。
あまりわかりやすい恋愛ものは読まないので、若干王道とはずれていますね。私はそういう人間なので……。
それでは行ってみましょう!
- 『ハチミツとクローバー』羽海野チカ 白泉社
- 『失恋ショコラティエ』水城せとな フラワーコミックスα
- 『子供はわかってあげない』田島列島 モーニングKC
- 『恋愛の神様』鈴木マサカズ 日本文芸社
- 『ばけむこ』枝屋初 BLADE COMICS pixiv
- 『運命の女の子』ヤマシタトモコ アフタヌーンコミックス
- 『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ Kissコミックス
- 『春の呪い』小西明日翔 ZERO‐SUMコミックス
『ハチミツとクローバー』羽海野チカ 白泉社
芸術大学を舞台にした、青春群像劇。
全員片思いの泥沼恋愛模様。それでいて、青春物のさわやかさもあります。登場人物たちの心理描写がきっちり描かれているので、みんなが迷走していても面白いんです。
それから、エンディングの業の深さが好きです。あの終わり方は最高にえぐいですよね。
『失恋ショコラティエ』水城せとな フラワーコミックスα
人妻に報われない片思いをするショコラティエ(チョコレート職人)と、彼にかかわった女性たちのラブストーリー。
かなりの泥沼だけれど、謎の疾走感とユーモアにあふれていてあまり深刻にならずに読めます。
魔性の女サエコが好きだけど、彼女は幸せになれない受け身の女でもあるんだなと思うと悲しいですね。
『子供はわかってあげない』田島列島 モーニングKC
新興宗教の教祖の娘と、書道部の少年が屋上で出会うボーイミーツガール物語。
淡々とシンプルな絵柄で、さらりときわどいことを書いてのけます。それでいて、不快感がないところがすごいですね。
ふたりの恋路は、甘酸っぱくてぐっときます。きゅんきゅんして胸が苦しくなりました。
『恋愛の神様』鈴木マサカズ 日本文芸社
高齢童貞の男性が、「恋愛の神様」の助けを借りて初彼女とのセックスに挑む!
下ネタが多いですが、主人公がめちゃくちゃいい奴なのであまり気になりません。こういう人と付き合えれば幸せだろうなあ……。
性欲はあってもそれを押し付けない、本当の優しさを感じました。
『ばけむこ』枝屋初 BLADE COMICS pixiv
両性具有のなめくじの神様と男装少女の百合のようなBLのような謎婚姻譚。
民俗学をベースにした幻想的な世界観と、あいまいなジェンダーの中生きるふたりが面白いです。
あとシリアスな世界観の一方で、主人公カップルがガチ恋勢なのが笑えます。末永く幸せにね。
『運命の女の子』ヤマシタトモコ アフタヌーンコミックス
いろいろな「運命の女の子」を書く短編集。
「きみはスター」がたちの悪い三角関係で最高でした。才能のある人、ないけれど美しい人、才能もあって美しい人……三人の「スター」がきりきりするような恋をします。
『不呪姫と檻の塔』も少年少女の恋がかわいくて萌えました。ファンタジックでよかったです。
『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ Kissコミックス
エンジニアと仕事のない女性が有料の家事代行を条件に契約結婚をするマリッジロマンス。
真面目で不器用な人の生きづらさを描いた作品。フィクションではあるけれど、それでも誰かと一緒に生きていける、という結論には救われます。
お互い恋を自覚した場面のラブラブっぷりがほほえましいです。
『春の呪い』小西明日翔 ZERO‐SUMコミックス
死んだ妹の婚約者と、「妹といった場所を巡る」という条件で付き合う姉の話。
いびつな三角関係の行方が気になって一気に読みました。心臓に突き刺さるような心理描写の巧みさがすごかったです。
明るい話ではないですが、苦しみ悩むふたりの姿は残酷にも「美しい」。地獄に美を感じてしまう人にはおすすめです。
以上、恋愛漫画おすすめ記事でした。
気になる作品があればぜひ読んでみてください。