ひょんなことから時間が空いたのでズートピアを見てきました。内容の知識はほぼなしの状態での鑑賞です。
あらすじ
動物たちが暮らす街ズートピア。田舎から警察官になるために街に出てきたうさぎのジュディ。しかし草食動物として侮られ、まともな仕事を渡してもらえません。そんな彼女に重大事件の捜査のチャンスが。ジュディは詐欺師の狐、ニックを脅して無理やり捜査に協力させます。
思慮なくしてはただの獣にすぎない
世界観が面白かったです。動物だらけの世界というとファンタジー的なものを想像するのですが、この作品のズートピアはスマホもテレビもインターネットも監視カメラもある現代的な社会です。そんな中でディズニーな絵柄のキャラが動いているのがかわいらしいです。
ストーリーから感じたのは、固定観念とどう付き合うかというテーマです。作中では善良なキャラでも固定観念と無縁ではありません。「草食動物は危険な職業にはつけない」「狐は意地悪」というステレオタイプの数々が問題をややこしくしています。そして固定観念によって社会が分断される事態に。弱者と強者の立場は簡単にひっくり返ります。
そういう中で、みなの理性や思慮が社会を支えているんだな……と思うところがありました。たぶんこれは移民問題を暗喩しているんじゃないかと思いました。
社会派な作品ではありますが、キャラクターがモフモフでかわいくて素敵でした。やっぱりディズニーの動物キャラは他とは一線を画してます。特にニックがかわいい。
まとめ
かわいかったし考えさせられる話でもありました。現代のおとぎ話という感じです。
狐フェチな人は早く見たほうがいいです。
- 作者: ディズニー・パブリッシング・ワールドワイド
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/04/20
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