人生で一度くらい婚活したいな、と思って読んでいました。なかなか闇が深い本でしたが。
書籍概要
50代だけど結婚したい。さまざまな婚活イベントや婚活ツールに登録した著者が、その体験を書き、これから婚活する人々にアドバイスする。彼が婚活で出会った人々とは……。
人脈を作ることも婚活
面白かったのが、カップルとして別れてもお互いの友達を紹介し合ったり、コンパを開催したりしていることです。
思えば婚活している人同士であれば、元カップルであっても「よさそうな人を紹介してくれ」と言うのは何ら問題がないんですよね。それが目的なんですから。しかしそのドライさにはびっくりしました。
他にも出会った人の紹介でコンパする話が多く、そういう婚活ネットワークを持つことも婚活の一部なんだなあと思いました。
なかなかコミュニケーション力がないと辛そうですが、婚活のためにたとえ別れた人でも協力するのはそれはそれでかっこいい気がします。
突撃隣の変な女
この本には婚活で出会った変な女性の話も出てきます。
著者にとっては切実な問題なんでしょうが、それがめちゃくちゃ面白くて笑ってしまいました。自分では絶対に会いたくないけど、他人の話として聞くのは楽しくてしかたがありません。
でも意中の女性とはなかなかつきあえず、問題のある女性とカップルになってしまうのは、「自分が婚活市場でそれだけの価値しかないからだ」と冷静に思える著者はえらいと思います。
人間と人間の問題なので、どうしてもトラブルやいさかいはなくなりません。それでも果敢に挑戦する著者はかっこいいですね。
あと著者の知り合いが話した、婚活パーティだと思ったら乱交パーティだった話が面白すぎました。エロ本の設定みたいだ……。
まとめ
さくっと読めるし、婚活の中身はいったいどうなっているのかという疑問には十分答えていると思います。
著者にはこれからも頑張ってほしいです。