あらすじ
ラノン人を騙し連れ去ったフィアカラを追ってクリップフォード村にやってきたジャックたち。フィアカラはクリップフォード村のストーンサークルを使って、途方もない願いを叶えようとしていた。ジャックはそれを止めるために時空を超える。
こんな創造主はいやだ
フィアカラと決着をつけるとともに、ラノンが生まれた秘密が明かされます。
その内容が、話は面白かったけれど、心情的にはちょっと嫌でした。いや、嫌と言っても笑いながらの嫌さなんですけれど。本当に笑ってしまいます。
おまけ漫画にも描いてありましたが、この事実に納得がいかない作中キャラクターもいるでしょうね。
しかし、創造主がいい人でもなければ英雄でもないところは、ある意味神話っぽくて作品に合っているような気がします。古い神様というのは、別に善良ではないことが多いですからね。
このエンディングを面白いと取るか、気持ち悪いと取るかは評価が別れそうです。
各話感想
「星の銀輪めぐる夜に」
クリップフォード村でフィアカラと決着をつけるジャックたち。その戦いの行方とは……。
ハッピーエンドなのか……? と疑問がつきますが、その疑問含めて面白かったです。渦中の人物以外は楽しそうで何よりです。
「花の名は《風》」
フィアカラを倒した同盟の人たちはその後どうしているのか。レノックスを主人公とした後日譚。
くっつきそうなカップルをくっつけるのではなく、「くっつくかもな」という塩梅で終わらせるのがよかったです。正直このくらいの恋愛描写のほうが好きかもしれません。
そしてシールシャが何も変わっていない事実を突きつけられる回でした。大丈夫かな……。フィアカラ以上に悪い男はそういないだろうので、まだ許せる範囲内ですけれど。
レノックスがかわいそうです。
まとめ
女性向けの要素はありますが、そんなにあからさまではないので男性にも読みやすいと思います。