ブックワームのひとりごと

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ほかのメディアでは明かされない、しかし基本的な保育サービスの知識 大嶽広展『保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

図解入門業界研究 最新保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第3版] (How-nual図解入門業界研究)

 

書籍概要

働く女性の増加により、需要が増えている保育サービス。今後、どのようなサービスが必要とされるかや、保育業界が抱える問題点などを伝えていく、就活生向けの業種研究本。

 

メディアで報道されるのとはぜんぜん違う

就活生向けに業界を説明するのがこの本の役割であり、ダイジェストめいたざっくり感があります。それでも思ったのは、「メディアで報道される保育業界と全然違う」ということです。

メディアでは悪いところばかり報道されてしまうんですが、昔よりよくなっている部分も確かにあります。そういう部分にも目を向けた上で、現状の批判を行っていかなければならないと思いました。

就活生や転職者だけではなく、今の保育でどのようなことが問題になっているか、知識を得たいという人には、参考になる部分が多いと思います。

誰かからただなんとなく受け取る知識と、知りたいと思って自分から探す知識は、質がまったく違うんですよね。

 

「保育」で食べていく難しさ

意外だったのは、大きな需要を持っている業界でありながら、採算を取っていくことが難しいこと。読んでみると、園児を確保することが一番の課題であることがわかりました。

確かにその土地で子どもがずっと一定の数育ってくれるかというのは、未知数ですよね。子どものいる世帯って、よりよい福祉のため引っ越したり、いい公立学校を求めて引っ越したりすることは結構多いです。

やりがいはすごくある、社会的に意義の大きな仕事だと思いますが、それだけではやっていけない業界でもありました。

経営者側に立つ場合は、きちんと金銭的にやっていけるかを考えて運営しなければならないことがわかりました。

 

まとめ

メディアでは報道されない保育サービスのなりたちが面白く、就活生以外にも読んでほしいと思う本でした。

自分で調べるって大事なことですね。

働き続けたい保育園づくり (人が集まる事業所シリーズ)

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