ブックワームのひとりごと

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健康ビジネスで儲けるにはどこを重視すればいいのか 川上清市『健康ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

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図解入門業界研究 最新健康ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版]

業界のことを調べてみるシリーズ。

 

書籍概要

少子高齢化や健康意識の高まりによって、注目されている健康ビジネス。そこで利益を上げ、客とよい付き合いをしていくためにはどうすればいいのか。就活生向けに業界の展望を書いた本。

 

広告費が多いことを知った

この本で衝撃的だったのは、健康食品の原価は2割程度で、そのほかの多くが広告費に使われているということです。

でも全面広告、折り込みチラシ、テレビCMのことを考えれば、当然と言えば当然でした。

それが悪いってわけでもなく、「そのくらいしないと売れない」ということなんだろうと思います。ただ漫然と商品を開発していればいいというジャンルではないのでしょう。

こうして、消費者が払ったお金が何に使われているか知ることはあまりないので、参考になります。

これから健康食品のチラシを見る目が変わってしまいそうです。

 

店舗型は客の奪い合いが起きている

この本で取り上げられているのは、リラクゼーションサロンや、スーパー銭湯などもあります。

そのような店舗型のビジネスは、飽和状態で客の奪い合いが起こっているようです。確かに街を歩いているとそういう店舗が多いんですよね。

その中でとびぬけるためには、得意分野を用意しなければなりません。差別化っていうのは非常に難しいけれど、ビジネスをやるうえで重要な観点なんだと思います。

正直興味のあるジャンルの話ではなかったんですが、自分の知らない情報が多くて結構楽しめました。

健康ビジネスといっても、抱える課題はジャンルによって全く違うんですね。

 

まとめ

知らない情報が多くて面白かったです。

健康ビジネスに関するものを見ると、この本を思い出してしまいそうです。