ブックワームのひとりごと

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【自分が太っていることに気づいたので、ダイエットをする】細川貂々『本当はずっとヤセたくて。 自分のために、できること』

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本当はずっとヤセたくて。 自分のために、できること (幻冬舎文庫)

 

あらすじ・概要

ずっと自分が太っていることから目をそらしてきた著者。食品置き換えや運動グッズなど、さまざまなダイエットを試してきたが、どれもうまくいかなかった。伴侶のアドバイスから、「生活を改善しないと痩せられない」と気づいた。著者は、生活を変えるために努力をする。

 

自分のためにやせたい、と思う大切さ

「ずっとヤセたくて」ではダイエットのために生活習慣を見直し、食べすぎやお菓子への依存をなくす話。

続編の「キレイにヤセたくて」は、体重だけではなく体型を美しくしたり、健康的な食生活をしたりする話です。

無理なダイエットを推進せず、きちんと食べて運動してやせることを目標にしているところがよかったです。

ダイエットをすることによって、自分の生活を振り返り、「自分は自分を大切にしていないのではないか」と気づく過程が好きです。

 

また、他人がどう思うかではなく、「自分のためにやせたい」「何度も同じことをして失敗している自分を変えたい」という思考なのが安心して読めました。
ダイエットを言い訳に他人と自分を過度に比べていると、読者としても読んでいてつらいですからね。

 

一貫して著者の伴侶「ツレ」さんが著者の外見には興味がなく、むしろ「太っていたときの方がよかった」と発言するのが印象的でした。
彼が見た目を気にしない人間だからこそ、作品全体が外見至上主義にはなりません。

 

各所のバランスが良く、面白かったです。