ブックワームのひとりごと

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田中相『LIMBO THE KING』の結末が見たくて震えるのでみんな買ってくれよな

LIMBO THE KING(1) (ITANコミックス)

最近追いかけているのが『LIMBO THE KING』というSF漫画です。

続きが気になりすぎて打ち切りにおびえているので、ここで宣伝して少しでも売り上げに貢献できれば……と記事を書きます。

 

あらすじ

一旦は終息した奇病「眠り病」が再び現れた。事故で片足を失った海軍のアダムは「コンパニオン」としてルネとコンビを組み、夢に潜って眠り病の治療をすることになる。しかし、その裏側には陰謀が隠されていた。

 

偏屈なおじさんと明るい軍人のバディ関係

まず、キャラクター同士の関係性がいいですね。深いつながりを持ちながら、べたべたしたところがない。

どこか偏屈で暗いおじさんと、明るく前向きな軍人というバディ関係は「ありがち」なんですが、ストーリーと共にキャラクターをしっかり掘り下げていくので、気になりません。

他人同士だった二人が、お互いのことを見直して、少しずつバディらしくなっていくのが王道で最高に好きです。

そしてその描写にわざとらしいところが一切ありません。ストーリーが非常に自然で、どんどん引き込まれていきます。

ルネと死んだ奥さんとの年の差恋愛、謎が多いが何かしらの執着を感じるお兄さんとロリなど、バディ以外の関係性も見どころです。

ストーリーもそうなんですが、それぞれの関係性がどこに着地するのか見たい……。

 

予測のつかないストーリーが気になりすぎる

キャラ萌えについて熱く語ってしまいましたが、もちろんストーリーも面白いです。

展開のテンポが良く、「この先どうなるんだ?」と思いっぱなしです。謎が謎を呼んでいき、読み進めるほどにどきどきします。

いい意味で予測のつかない展開で、どうなるのかまったくわかりません。

とりあえず、ルネには幸せで平穏な生活を送ってほしい……あんなに苦労したんだからな。いや、このストーリーが続く限りはしばらく無理そうですが。

本当に本当に打ち切り回避して、ちょうどいいオチまで完走してほしいです。じゃないと私落ち込んでしまいます。

 

ストーリーはシリアスで、鬱々とすることもあるんですが、ときおり挟まれる何気ないユーモアに救われます。巻末おまけなどが典型です。

シリアスで苦しんだ後に、くだけた感じのシーンに癒される。こういう温度差って好きですね。

 

絵が上手い人は絵が上手い

あとこの作品の魅力は「絵がめちゃくちゃ上手い」ことです。

年齢や性格によるキャラクターの描き分け、ギャグシーンや小さいコマの少しゆるい描き方も、非常に上手いです。

私はザラザラとしたアナログっぽい絵柄が好きなので、著者の絵柄はものすごく好みドンピシャです。

手描きっぽいやわらかさと、丁寧さ、的確にシーンを切り取る映画のようなカメラワークが大好きです。

そして表紙の全体のデザインもかっこいいですよね。アメリカンな感じで。シリーズを通して統一感があるのがいいです。

 

まとめ

マジで完結まで見たいので、この作品が気になった方はよろしくお願いします。

私は『LIMBO THE KING』がめちゃくちゃ売れてる世界線に行きたいです。