今日の更新は、『この恋はツミなのか?』です。
あらすじ・書籍概要
いつも余計なことばかり言ってしまう24歳童貞は、眼鏡のかわいい女性に出会う。彼女は女流棋士で、主人公より年上だった。彼女と仲良くなりたいと、試行錯誤する主人公だったが……。
女流棋士である必要があったのこれ?
読み終わって「女流棋士である必要は何らなかったな……」と思いました。別にこれ女性がOLでも話の流れ変わらないですよね?
もちろん「女流棋士かわいいから!」と思って書いてもいいんですけれども、女流棋士という存在のどの辺がかわいいのか一切伝わってこなかったので、設定がただのちょっとした要素として終わってしまっています。
必要性にしろ著者自身の萌えにしろ、説明が足りないと思いました。
話も単なるメロドラマなので、特筆するようなことはありません。
童貞に都合がよすぎる話なのはそういう人向けだろうからいいとして、テンプレ以上の深みがないんですよね。
本当にテンプレを押さえているだけで、物語を掘り下げていないので読み終わっても「ふーん」としか思えなかったです。
『この恋はツミなのか?』まとめ
いらいらはしないけれど、読んでいて虚無を感じる作品でした。
ある意味わかりやすいですけれども。