ブックワームのひとりごと

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京都人が語る「しぶちん」=「けち」な京都―グレゴリ青山『しぶちん京都』

 

しぶちん京都

今日の更新は、グレゴリ青山『しぶちん京都』です。

 

あらすじ・概要

京都に生まれ育った漫画家、グレゴリ青山。彼女が地元民ならではのお金がかからない見どころを紹介。他府県民が知らない、「しぶちん」=「けち」な京都の世界とは……。

 

 

自虐を含めた京都賛美

京都を褒めたたえるような話ではなく、自虐やあるあるを交えて京都を語っています。そういうところが逆によそ者の私にとっても楽しかったです。

ガイドブックのような本ではなく、コミックエッセイが主体の本なので、旅の目的地が知りたい人には向いていないかもしれません。

 

面白かったエピソードはふたつあって、ひとつは著者が市場でアルバイトをしていたとき、いけずで厳しいおかみさんの下で働く羽目になった話。こんなアルバイトは気が重かっただろうな……という発言の連続です。でもこうして笑い話にできるスキルがあってよかったですね。

 

もうひとつは京都の国体のキャラ「未来くん」を主人公とした話。京都タワーと京都国立博物館の二編があります。

完全に未来くんのキャラクターを想像で描いているのに「ありそう」と思ってしまうリアリティがあります。捏造二次創作なのに生々しい……。こういうキャラだと思ってしまいそうです。

京都タワーにぜんぜん興味がなかったのに、この未来くん編を読んで急に行きたくなってきました。

 

『しぶちん京都』まとめ

ありがちなかっこいい京都、美しい京都から離れて、生活感あふれる庶民から見た京都が見れたのが楽しかったです。

著者はいろいろ京都本を出しているようなので、機会があったらまた読んでみたいです。

 

しぶちん京都

しぶちん京都

  • 作者:グレゴリ青山
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本
 
ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり

ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり

  • 作者:グレゴリ青山
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 単行本