今日の更新は、映画『コーチ・カーター』です。
あらすじ・概要
ハイスクールの弱小バスケ部にやってきたコーチ・カーター。彼はやる気のない部員たちに契約書を突き付ける。これさえ守れば、チームを勝利させてやると。彼のスパルタ練習によって、チームは快進撃を始める。
バスケットボールを通して人生を教える
舞台となっているのはアフリカ系アメリカ人や貧困層が多いハイスクール。そこでは80%の卒業生が刑務所のお世話になってしまいます。カーターは、部員たちに未来を与えようと、勉強させ、身だしなみのマナーを守らせ、スポーツマンとして規律を教えます。
バスケットボールだけではなく、彼らに「人生」を教えようと奔走するカーターはかっこよかったです。勝つだけなら走り込みや筋トレ、技術だけでいい。それだけではなく、卒業した後、バスケをやめたあとの生活まで見据えています。教育者の鑑ですね。
スパルタものではあるんですが、カーター自身が紳士的なのであまり気になりません。むしろ部員たちを引き付けるためにはこのくらい厳しくないとできなかったでしょうね。
試合に勝った部員たちに不満が募っていくところも「あ~わかるな」と思いました。体は大きいけれど少年だからね。褒められたいんだよね……。でもカーターはその先を見据えているので簡単には褒められません。そのすれ違いも教える者と教わる者同士のあるあるです。
そのあるあるを乗り越え、もう一度コートに立つチームを見たときには燃えました。
筋書きはシンプルで、どんでん返しも衝撃の展開もないけれど、それゆえに安心して見られる作品でした。
人と一緒に見るのにもおすすめです。
『コーチ・カーター』まとめ
いい意味でストーリーがシンプルで見やすかったです。王道はやっぱりいいですね!
見ていて気持ちのいい映画でした。