今日の更新は、『打ち上げ花火、上から見るか? 横から見るか?』です。
あらすじ・概要
典道は「花火は横から見ると平べったいのか? 丸いのか?」と友人たちの間で盛り上がり、打ち上げ地点の横にある灯台へ花火を見に行こうとしていた。その日、思いを寄せるなずなが家出を画策しており……「もしもあのとき〇〇だったら」その思いを胸に、頼道は何度も同じ日を繰り返す。
作画をどや顔で見せられている気分
少年少女のひと夏の不思議な思い出、という感じで非常に幻想的な話です。はっきりくっきりわかるタイプのストーリーではないため、好みが分かれるかも。私は好きです。
「あのとき〇〇だったら」という後悔は誰にでもあるわけで、それを何度も改変して、何度も花火を見て……というシチュエーションはロマンチックで懐古を感じて嫌いじゃありません。
確かに終わり方はよくわからないけれど、こういう視聴者にいろいろ考えさせる形も嫌いではありません。
ただ、この作品、演出とか細部が悪いんですよね。
まず、確かに映像技術はきれいなんですけど、見せ方がわざとらしいです。何だか、「ここの作画きれいでしょ? ね?」とどや顔で語りかけられている気分になってきます。
おそらく演出が、ストーリーや世界観と調和してないんですよね。少年少女の少し不思議な青春物語なのに、変にサブカルチックになっています。
あとこの世界観で、巨乳の担任教師を乳袋表現にするのないわーって思いました。ここはエッチなラブコメじゃないんですよ? オタク向けしか考えてない作品ならまだいいけど、このストーリーではやめてほしかったです。
作画もストーリーも音楽も悪くはないんですけど、料理の仕方が悪い作品でした。