ブックワームのひとりごと

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登山部の中で主人公が一番恋愛脳―細音啓『ほま高登山部ダイアリー』

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)

 

あらすじ・概要

高校に入学した冬馬は、勇気を出して中学時代のクラスメイト、縁(ゆかり)に告白する。しかし縁に「登山が好き」と勘違いされてしまい、なし崩しに登山部に仮入部する。登山部は、変人奇人の集まりだった。新入生歓迎も兼ねた四月の登山に向けて、登山部たちは準備を行う。

 

恋愛ものというより青春コメディ

ものすごく色気がない。主人公が一番恋愛脳です。

メインヒロイン含めて美少女が三人いるのにいまのところ誰ともフラグが立ちません。お色気シーンはあるんですが、それすらもおもしろネタで上書きされていきます。

そんな状況だから縁にけなげに片思いをする冬馬が愛しく面白くなってきました。頑張れ。

恋愛ものというより青春部活コメディのおまけで恋愛をやっているような作品です。

 

キャラクター同士の掛け合いも、テンポがよくユーモアがあって面白かったです。

そうそう学生時代ってこういうしょーもないやりとりが楽しかったなと懐かしくなりました。

特に「バテずに最後までついていく」のネタのシーンは読んでいてにやついてしまいました。

ストーリー自体は単純なんですが、コミカルなやりとりが楽しいので十分楽しめました。

 

ただセクハラネタが多いので、女性には安易におすすめできない内容です。胸揉んだり尻触ったりします。セクハラした男は鉄拳制裁されるんですが。

 

ところで私の母校にも登山部があったのですが、交通費や道具など部活をするのにものすごくお金がかかるので「セレブしか入れない部活」として有名でした。冬馬と縁が買い物をするシーンでそれを思い出してしまいました。彼らもお金には苦労するんだろうか……。

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)

ほま高登山部ダイアリー (ガガガ文庫)

  • 作者:細音啓
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: Kindle版