あらすじ・概要
ミステリオの情報操作によって、過酷な世論にさらされたスパイダーマンことピータ・パーカー。友人や恋人に迷惑をかけて落ち込むピーターは、ドクター・ストレンジに魔法で人々の記憶を消すことを依頼する。しかし魔法は失敗し、その失敗が別の次元のヴィランたちを呼び寄せてしまう。
マーベル知識そんなになくても見れますよ
マーベルの知識がないとわけわからないよと脅されていたんですが普通にちょっとしか見てなくても面白かったです。ドクター・ストレンジは見てたのが功を奏した。
マーベル映画のファンってとにかく「全部見て」と言いがちですけど、とりあえず興味のあるところからつまみぐいしても大丈夫だとは思うんですよね。特にスパイダーマンのシリーズはきりのいいところで終わるし。
長年のスパイダーマンファンほど泣いていたのでなぜ……と思っていたんですが後半の展開で納得しました。なるほどこれは救済。こういう展開って賛否両論ありそうなんですが、何年も経った後のおまけとしてはいいのかもしれません。
ピーターが「悪」を救おうとするのがこれまでのスパイダーマンファンへの救いになる構造が面白いです。
序盤はピーターが10代らしい失敗を繰り返すので、共感性羞恥でどきどきしましたが、最終的には「10代の子どもをヒーローとして描く意味」を見せてくれた作品だったと思います。
子どもだからこそできることもありできないこともある。それをきちんと描いた上で、未来への展望も感じられる作品でした。
最近はハリウッド含むアメリカ映画見るならアメリカでしか見られないものが見たいな、というのがあるんですが、このシリーズはアメリカっぽさがしっかり出ているからいつも楽しいです。
面白かった!