ブックワームのひとりごと

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距離感バグったヤクザと思春期の合唱少年の映画『カラオケ行こ!』を見た

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映画『カラオケ行こ!』公式ビジュアルブック

 

あらすじ・概要

聡実はヤクザの男、狂児にカラオケに誘われる。彼は組長が主催するカラオケ大会で最下位になりたくないために、聡実に協力を依頼する。聡美は嫌々ながらも、狂児に歌を教えるが……

 

反社の男の解像度が高くて怖すぎる

反社の男の解像度が高くてびっくりしました。これはもはやギャグ漫画ではなく、未成年が反社の男にろう絡されて洗脳されるサスペンスですね。

実際に狂児が聡美くんを好きかどうかはあまり関係がありません。この態度で近づくという行為自体が相手のことを対等に思っていないのです。こういう人間に夢を見るべきではないですね。

 

あまりにも反社の描写がリアル過ぎるので、BLという要素を削ってサスペンスにしてしまってもよかった気がします。

原作はリアリティが薄いのでギャグとして読めましたが、リアリティのある実写版で善悪の境界線があやふやになるのはかなり怖いです。

それを思うと、「ヤンデレのキャラクターが魅力的に描かれるが、その思いは成就しない」というオチは作品のモラルを保つために必要なものなのだなと思います。

こういう作品は特殊性癖として扱われるべきでメジャーにはなってほしくないですね。

 

いい映画だとは思うんですが、正攻法で面白い作品を目指す監督や脚本家もいる中で、こういう映画がヒットすることには複雑な思いがあります。

 

 

 

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