あらすじ・概要
中性のヨーロッパのような騎士が人々を守る世界。ぬれぎぬを着せられた騎士はニモーナという子どもに出会う。奔放でガラが悪く、女の子らしさを拒むニモーナに、騎士は振り回される。やがて、ニモーナの秘密が明らかになる。
女らしさの押し付けに苦しむ不思議な力を持つ子ども
ニモーナかわいい。
ニモーナは、外見こそ女の子っぽいですが、「女の子はこうあるべき」という規範を押し付けられることを嫌います。また、サメやゴリラ、サイなど一般的に「かわいくない」外見に変身します。
ニモーナの性自認が何であるかは物語で明かされませんが、本人が「女の子」として扱われることに苦しみを感じているならそう扱わないほうがいいでしょう。
周囲の人はニモーナが人と違うことに戸惑います。しかし、ニモーナが変であることで人を傷つけたか? というとそんなことはありません。
みんな普通だから……というより、変であることを受容できない、人の心の狭さを感じました。
テンポが早く、サクサク話が進むので見ていて飽きなかったです。ストーリーも出し惜しみせず、見せ場が多かったです。
最後にくっついたカップルに驚きましたが、多様性だなあとなりました。