あらすじ・概要
エミリオについて仕事を学ぶことになったロザベラは、あわよくば下剋上を狙おうとするデ・コスタ幹部たちの存在を知る。幹部たちを調べてみたロザベラは、その過程でノアの秘密を知ってしまう。ノアは何のためにこの情報を黙っていたのか、不安になったロザベラは……。
存在感を増していくロザベラ
もうすでにしっかり「デ・コスタの一員」となったロザベラ。はったりをかましたり、口八丁手八丁を操ったりすることも板についてきました。1巻のことを思うと大分成長しましたね。
エミリオやダリオはもはや積極的にロザベラを頼るようになり、「ドンナ・ロザベラ」の呼び名も、私から見てもしっくりくるようになってきました。
ロザベラがデ・コスタになじめばなじむほど、デ・コスタを滅ぼしたいノアとは亀裂が入っていきます。
そしてロザベラは、ノアと自分がきょうだいではないことを知ってしまいます。
当て馬の描写が露骨なので、最後にくっつくのはあいつだろうなあ、というのはあるんですが、本人たちにとっては切実な問題でしょうね。
でもこの辺、私は陰謀の方に興味があるのでちょっとまだるっこしかったです。
最後にダリオがかっこいいところ、成長したところを見せて4巻は終わりです。ダリオはロザベラのおかげでいい男になれてよかったですね。最終巻でどうなるかはわかりませんが。
次で完結。どうオチをつけるか楽しみです。