ブックワームのひとりごと

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犯罪一家の中で成長していく少女と兄との亀裂―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣4』

デ・コスタ家の優雅な獣4 (角川ビーンズ文庫)

 

あらすじ・概要

エミリオについて仕事を学ぶことになったロザベラは、あわよくば下剋上を狙おうとするデ・コスタ幹部たちの存在を知る。幹部たちを調べてみたロザベラは、その過程でノアの秘密を知ってしまう。ノアは何のためにこの情報を黙っていたのか、不安になったロザベラは……。

 

存在感を増していくロザベラ

もうすでにしっかり「デ・コスタの一員」となったロザベラ。はったりをかましたり、口八丁手八丁を操ったりすることも板についてきました。1巻のことを思うと大分成長しましたね。

エミリオやダリオはもはや積極的にロザベラを頼るようになり、「ドンナ・ロザベラ」の呼び名も、私から見てもしっくりくるようになってきました。

 

ロザベラがデ・コスタになじめばなじむほど、デ・コスタを滅ぼしたいノアとは亀裂が入っていきます。

そしてロザベラは、ノアと自分がきょうだいではないことを知ってしまいます。

当て馬の描写が露骨なので、最後にくっつくのはあいつだろうなあ、というのはあるんですが、本人たちにとっては切実な問題でしょうね。

でもこの辺、私は陰謀の方に興味があるのでちょっとまだるっこしかったです。

 

最後にダリオがかっこいいところ、成長したところを見せて4巻は終わりです。ダリオはロザベラのおかげでいい男になれてよかったですね。最終巻でどうなるかはわかりませんが。

次で完結。どうオチをつけるか楽しみです。