あらすじ・概要
本が好きで夢見がちのベルは、父親が森に住む野獣の怒りを買ったことから、野獣の城に閉じ込められてしまう。野獣はかつて呪いをかけられた王子で、愛し愛されなければ呪いは解けない。野獣の侍従たちはベルに野獣を愛してもらおうと奔走する。
男らしさにこだわるガストンが印象深い
ディズニー映画連続視聴祭りをしていて思いましたが、2Dアニメではかなり脚本やプロットが完成されています。
実写リメイク版を先に見ているのでストーリーは知っていますが、今見てみると悪役であるガストンが印象的でした。
ガストンは男らしさにこだわり、美しいベルをトロフィー扱いしますが、実際のところガストン自身も周囲にトロフィー扱いされています。
周りがガストンのことを好きなのは、強いから、男らしいから、守ってくれそうだからで、ガストン自身がどんな人間なのかはあまり気にしている様子がありません。
ガストンが男らしさにこだわるのは、本人の性格だけではなく「そう振る舞わないと周りに好かれない」という脅迫的な部分も感じます。
そういう意味で、ディズニーヴィランの中では現実に存在しそうなキャラクターですね。
それはともかくとして、やっぱり野獣ってキャラデザインがかっこよすぎるんですよね。人は見た目じゃないと言うのなら、もっとモンスターとして冴えない外見でよかったと思います。見た目で人を選ばない女の子であるベルというキャラに説得力がなくなります。
ただ、本気で冴えないモンスターを出していたら売れないと思うので、難しいところです。