あらすじ・概要
技術書典やコミケなどの即売会で、「技術同人誌」が注目されるようになっている。技術、特に工学系の分野で、同人誌を作るのにはどうすればいいのか。執筆の心構えから、原稿の作り方、イベント当日にやるべきことまで、技術同人誌の出し方が網羅された本。
工学系でなくてもためになる内容
情報系同人誌を出してみたくて参考として読みました。情報量が多く、初心者がつまづきやすいところは網羅されています。
デザインやワープロソフトの使い方はもちろん、執筆のモチベーションの保ち方、イベント当日に心がけたいところ、部数の問題など、突っ込んだ具体的な話が詳しく書いているところがよかったです。技術同人誌を出さなくても、同人誌を出す人なら何かしらの参考になると思います。
同時に、これはあくまで技術同人誌の話ではあるので、一次創作や二次創作とは違った文化で話しています。
特に部数の話は、二次創作で部数100、200がはけるようなサークルは、最大手と言わずともかなり有名な方じゃないか? と思います。ジャンルによるかもしれませんが。技術同人誌界隈は景気のいい買い手が多いんでしょうか。
その辺りの雰囲気は、同ジャンルの人に聞いてみた方がいいでしょう。
それでも文化の違い、考え方の違いも含めて興味深かったです。