あらすじ・概要
革命後のロシア。孤児院で育った少女、アーニャは、ディミトリとウラジーミルに誘われ、パリに向かうことに。パリにはロシアの皇太后がおり、革命時にいなくなった孫娘を探していた。ディミトリとウラジーミルは、アーニャを皇女アナスタシアに仕立て上げ、一獲千金を狙っていた。
皇太后に怒りを覚えた
ロシアが大変なことになっているのに、皇太后とその周囲の人たちが安穏と暮らしてしてそれでも為政者側の人間か! となってしまいました。
アナスタシアは子どもでしたし、孤児院で育って苦労していますし、ロシアに未練のあるそぶりを見せるので、あまり腹が立ちません。
しかし皇太后側はパリで平和に暮らしていて宝石や豪奢な家具に囲まれて暮らしていて悲しい気持ちになりました。
せめてロシアについて何かしら言及してくれたらよかったんですけど。
皇族の描き方にはいらいらさせられてしまいましたが作画はよかったです。
特にラスプーチンはヴィランらしいヴィランで面白かったです。
物騒なことばかり言うミュージカルシーンや、生ける屍として首がもげるなどするおどろおどろしさが楽しかったです。
やはり100年前というのはおとぎ話のように扱えない時代だと感じました。実在の人物をいじるのは難しいですね。