ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

夫婦

『アメリカ横断 我ら夫婦ふたり旅』山本あり 産業編集センター 感想

あらすじ・概要 著者は夫とともに、アメリカ横断の旅に出る。アメリカでレンタカーを借り、陸路で西海岸から東海岸を目指す。そこで出会ったアメリカのグルメや観光地。アメリカ大陸の豊かな自然に感動する。 アメリカ横断エッセイは珍しいので面白かった ア…

『おいしいロシア』シベリカ子 イースト・プレス 感想

あらすじ・概要 ロシア人男性と結婚した著者は、一年間ロシアで暮らすこととなる。そこで食べたロシアの料理を漫画に描いた。肉、魚、乳製品など、ロシアの料理と共に、ロシア独自の文化も紹介。「おかわり」では日本に帰国したあとのふたりが描かれる。 ロ…

『心を病んだ父、神さまを信じる母』ゆめの イースト・プレス 感想

あらすじ・概要 キリスト教徒の母と、気難しく扱いづらい父。やがて父は統合失調症を発症し、一家は父の妄想に悩まされることとなる。不穏で気まずい家庭の中、母は神の教えを支えに生活していた。 すっきり終わらないが印象的なエッセイ すっきり終わらない…

『イグアナの嫁』細川貂々 幻冬舎文庫 感想

あらすじ・概要 漫画家志望の著者と、仕事をしていない夫の夫婦は、ある日イグアナを飼い始める。自分本位だった家庭は、イグアナの存在によって変わり始める。少しずつ上手くいっていると思った矢先に、夫が過労によってうつ病になってしまう。著者は一家の…

『キラキラしてない駐在妻はアメリカでどう暮らしたのか』倉くらの KDP 感想

あらすじ・概要 夫のアメリカ駐在についていったオタク妻は、そこでアメリカの文化に適応するため苦労する。子どもの教育のこと、夫の仕事のこと、日本人同士のつきあいのことなど、アメリカで暮らした人にしかわからないエピソード盛りだくさんのエッセイ。…

『ツレと私のふたりぐらしマニュアル』細川貂々 文春文庫 感想

あらすじ・概要 ある日専業主夫になったツレと、ネガティブでひねくれものの漫画家の生活。イグアナのイグや亀たちも含めて、ときに楽しく、ときに情けない日常を描いたコミックエッセイ。 夫のうつの中連載されていたエッセイ 夫との生活を漫画にしていたと…

『びっくり妊娠なんとか出産』細川貂々 小学館 感想

あらすじ・概要 子どもを持つ機会がなく、ずっとふたりで生きていくのだろうと思っていた著者夫婦。だがある日偶然子どもを授かる。高齢出産のリスク、子どものいる生活への不慣れ、伴侶への不満など、妊娠から出産までもこもごもを書いたコミックエッセイ。…

『私だけ年を取っているみたいだ ヤングケアラーの再生日記』水谷緑 文芸春秋

[ あらすじ・概要 統合失調症の母親を持つ少女は、家の家事や、病気の母のケアを引き受けている。非協力的な父親や、病気を理解しない母親に悩まされながら学校生活を送っていた。大人になり、家から出た彼女は、社会と自分とのギャップに驚く 親を憎み切れ…

『ツレはパパ1年生』細川貂々 朝日新聞出版 感想

あらすじ・概要 30代後半にして親となった著者夫婦。専業主夫であるツレ氏は、そのままメインで育児を担当することとなる。大黒柱である著者と育児担当であるツレ氏のいさかいや、子どもの成長の喜びなど、子育ての大変さと楽しさを描いた作品。 生々しいけ…

『イタリア家族 風林火山』ヤマザキマリ ぶんか社 感想

あらすじ・概要 イタリア人男性と結婚し、イタリアで暮らすヤマザキマリ。個性的でパワフルすぎる家族に振り回される毎日をユーモラスに描く。著者と夫のプロポーズのエピソードや、ヤマザキマリが漫画家になったきっかけのエピソードも収録。 家族に振り回…

『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』岡田尊司 角川新書

あらすじ・概要 発達障害のある人の伴侶がうつや不安障害になってしまうカサンドラ症候群。しかし、家族の声に耳を傾けてみると、発達障害以外の問題を抱えていることは少なくない。親との関係、職場とのストレス、そして、定型発達のはずの伴侶の事情など、…

【発達障害の夫に振り回される日々を漫画で昇華する】ちくわ『好きになった人はアスペルガーでした』

あらすじ・概要 著者は、テニススクールの先生をしている男性と出会う。正直すぎて、独特の価値観を持つ彼に、著者は魅力を感じていた。しかし彼の空気の読めなさに激怒したある日、彼は自分がアスペルガー症候群だと告白する。 分かり合えない日々を開示す…

【ことばに障害を持つ夫との暮らしを明るく描く】あらいぴろよ『こう見えて失語症です』感想

あらすじ・概要 ある日脳にダメージを受け、失語症になってしまった夫。なかなか言葉が出てこなかったり、言いたいのと違う言葉を言ってしまったり。妻である著者は夫を支えつつ、夫婦生活のトラブルを笑いに変える。 言葉に障害のある家族を支える話であり…

【お酒、ゲーム、ギャンブル。当事者が描く依存症啓発漫画】三森みさ『母のお酒をやめさせたい』

あらすじ・概要 ある日から、家族の様子がおかしくなった。暴力的になったり、罵倒をしたり。うそを繰り返して家族を裏切る。それはどうやら、依存症が原因らしい。ギャンブル依存、ゲーム依存、アルコール依存など、さまざまな依存症を取り上げ、家族や本人…

【自分が太っていることに気づいたので、ダイエットをする】細川貂々『本当はずっとヤセたくて。 自分のために、できること』

あらすじ・概要 ずっと自分が太っていることから目をそらしてきた著者。食品置き換えや運動グッズなど、さまざまなダイエットを試してきたが、どれもうまくいかなかった。伴侶のアドバイスから、「生活を改善しないと痩せられない」と気づいた。著者は、生活…

【妊娠と出産の苦労を描き、他人には勧めないが幸せだという】はるな檸檬『れもん、うむもん!――そして、ママになる――』

あらすじ・概要 妊娠・出産することになったはるな檸檬。子どもを持つことを望んでいたが、予想以上の苦労に翻弄される。つわりの苦しみ、妊婦としての日常から、出産の大変さ、生まれたばかりの子どもとの生活まで、母親になることへのごたごたと葛藤をコミ…

【おばさんおじさん夫婦が、かつての友人の息子に複雑な感情を抱く】林史也『世襲制トライアングル』

あらすじ・概要 藤木光太郎と冬子の夫婦の元に、ある日、梶原薫という青年が現れる。彼は、孝太郎と冬子共通の友人である、梶原透の息子だった。冬子をめぐって、梶原透と奇妙な三角関係を築いていた孝太郎は、薫と出会ってさまざまな感情を思い出す。なぜ梶…

【4コマブログで語る英国の食生活や文化】Kana『三十路だけどロンドン暮らし』

あらすじ・概要 ロンドンに移住した著者は、日本のグッズを売る店で働き、また、イギリス人の彼氏もできた。ロンドンで暮らしから、おいしい食べ物、日本との文化のギャップ、イギリスでウケる日本文化などを語る。 ポジティブな海外移住エピソード ポジティ…

【脳に後遺症を負って家事のできない伴侶を理解した】鈴木大介『されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』

あらすじ・概要 著者、鈴木大介は、情緒不安定で自傷行為を繰り返す恋人と結婚する。自傷行為は鳴りを潜めたものの、片付けや料理ができない、朝起きてくることができない「お妻様」に強いストレスを感じる。ある日ふたりは短期間で病に倒れ、それをきっかけ…

「公認不倫」で幸せな家庭のはずなのに、悩み惑うのはなぜなのだろう―渡辺ペコ『1122』

あらすじ・概要 一子と二也は仲のいい夫婦。しかし二也は外に不倫相手がおり、一子はそれを公認している。セックスレスが原因で不倫を認めることにした一子だが、徐々に己の性欲を自覚し、また幸せそうに恋をする二也を見て懊悩する。一方二也も、今の関係に…

双極性障害同士の夫婦が躁うつの波とともに共同生活する―リョコモコ『躁うつ夫婦』

あらすじ・概要 それぞれ別に双極性障害を発症した著者と著者の夫は、インターネットで出会い、恋をし結婚に至る。ときに躁でハイテンションになり、ときにうつで家に閉じこもりながらも、夫婦で助け合って生きていた。精神疾患とともに生きる結婚生活をユー…

日系アメリカ人と結婚し、アメリカでバイリンガル教育を目指す―ゴキタ絵美『うちの息子はバカリンガル』

あらすじ・概要 仕事でアメリカに渡り、日系アメリカ人と結婚した著者。ふたりの息子にも恵まれた。著者は息子たちにバイリンガルになってほしいと日本語を教え続けるが、うまくいかないことも多く……。バイリンガル育児や、アメリカでの子育てを描いたコミッ…

発達障害の夫が壊れかけた家族を再構築する―遠藤光太『僕は死なない子育てをする 発達障害と家族の物語』

あらすじ・概要 大学を出てすぐに若くして結婚し、子どもをもうけた著者。しかし強いうつ症状に襲われ、復帰と休職を繰り返してしまう。家族がばらばらになりそうな中、著者は自分が発達障害であることを知った。発達障害の特性を考えながら、家族を再構築し…

介護殺人の恐ろしさと、防ぐために世の中は何ができるか―毎日新聞大阪社会部取材班『介護殺人 追い詰められた家族の告白』 

あらすじ・概要 社会問題になっている介護のこと、そして思いつめた結果介護していた相手を殺害してしまう人がいる。毎日新聞大阪社会部取材班は、介護殺人をしてしまった人々に取材を申し込んだ。重たい口を開いた彼らが語るのは、壮絶な介護の実態だった。…

イスラム教徒の男性と結婚したらカルチャーショックを受けた―ハスナ『笑える 腹立つ イスラム夫と共存中』

あらすじ・概要 海外旅行をしていた著者は、それがきっかけでイスラム教徒の男性と結婚することになる。神を信じる男と信じない女、文化の違いは大きくて……。コミカルな描写ながらもイスラーム文化と日本文化を比較するコミックエッセイ。 私たちと違った倫…

双極性障害の夫を支えるうちに妻がうつになってしまった―彩原ゆず『夫婦で心を病みました 優しい夫が双極性障害を発症したあの日から』

あらすじ・概要 仕事のストレスでうつになってしまった夫、休息を経て少しずつよくなっていくが、しばらくして夫に異変が訪れる。浪費をし、常にいらだちものに当たるようになり、ついに著者にも手を上げるようになった。追い詰められた著者は、自分も自殺を…

抑圧された中華系女性がマルチバースからすべてを得、娘を救う―『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

あらすじ・概要 中華系移民のエヴリンは、夫ウェイモンドとともに税金の申請をしようとしていた。その途中で、ウェイモンドが別人のように変貌し、彼女にマルチバースを救ってほしいと頼む。彼はアルファ・レイモンド、他の世界からやってきた人間だった。エ…

大阪を舞台に営まれる男女の愛と葛藤―田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』

あらすじ・概要 車いすで暮らすジョゼは、同棲し自分を世話する恒夫を「管理人」と呼ぶ。奔放でわがままで、でもどこか憶病なジョゼは恒夫とさまざまなところへ行く。ふたりの微妙な関係はどうなるのか……。表題作ほか、大阪の男女の営みを描く短編集。

男装の女軍人と優しい貧乏貴族の自給自足生活―江本マシメサ『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』

あらすじ・概要 極寒の地で暮らす貴族、リツハルドは、男装の女軍人ジークリンデに、初対面でプロポーズしてしまう。利害が一致したふたりは、契約結婚をすることに、トナカイとともに暮らす大地で、自給自足の生活をしながら、ふたりは仲を深めていく。

男性漫画家が家庭生活を描くコミックエッセイおすすめ7選

コミックエッセイを描くのは女性漫画家が多いだけに、その分野のマイノリティである男性漫画家のことは意識して注目して読んでいます。 今回はその中から「家庭を持つ男性」の描いたコミックエッセイをまとめました。 突然父親になった中年男性の戸惑いと適…