ブックワームのひとりごと

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『ハードモード離島青ヶ島行ってきた』後藤羽矢子 KDP 感想

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ハードモード離島青ヶ島行ってきた

 

あらすじ・概要

離島、青ヶ島に取材に行きたいと思っていた著者は、友人とともに青ヶ島へ旅立つ。八丈島経由で青ヶ島にたどり着き、離島の景色やグルメを堪能する。しかし青ヶ島は、脱出困難な島でもあった。

 

憧れの島に行ってみたら脱出困難だった

人が少ないとはいえ他人が暮らす土地にハードモードと言うのは失礼なんじゃないかと思いましたが、主にハードモードなのは島からの脱出のほうでした。安心しました。

著者たちは離島に足止めされ、ヘリコプターも船も出ずに何日も待たされます。島の人たちはこれが日常なのはすごいです。

 

実質的に青ヶ島から離れられない話がメインになってしまいましたが、離島エピソードもふんだんに語られています。

地熱で調理をしたり、サウナを作ったりするのは面白かったです。二酸化炭素も出ないし、これがエコというやつでしょうね。地熱、もっと気軽に使えるエネルギーになるといいのですけれどね。

その他にも道を歩いていると島民が車に乗せていってくれるとか、数か月に一度美容師がやってきて髪を切ってくれるとか、面白いエピソードが多いです。

うちの近所では絶対に知らない人の車に乗ってはいけないので、治安の差を感じました。

 

しかし、著者は前々から青ヶ島に行きたいと思っていて、入念な下調べをしてきただけに、タイトルはもっと島に対してポジティブなものにした方がよかったのではと思います。このタイトルだと島へ悪口言うのかと勘違いしてしまいました、