ブックワームのひとりごと

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『スソアソコのひとり古墳部』スソアキコ コミックエッセイの森 感想

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スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)

 

あらすじ・概要

古代をテーマにした漫画から古墳に興味を持った著者は、趣味で古墳を回るように。群馬県の古墳や、古墳の聖地奈良県の古墳を巡る。そこで出会った古墳の姿、遺跡や埴輪たちをイラストと文章で解説する。

 

独特なテーマでのんびしりててよかった

1ページに2コマという独特のレイアウトですが、読みやすかったです。

 

古代日本という地味なテーマに対して、真摯に調べて古墳をめぐって……という行為を繰り返している著者が新鮮でした。どんなジャンルにもそれを愛好するマニアが入るのだなと思います。

登場する土地は群馬や奈良。古墳の復元や古墳にまつわる展示に対して、工夫をしている自治体が多いのも面白かったです。

古墳ができた当時のように石を積んでみたり、埴輪のレプリカを並べてみたりと見て楽しむことを意識していてすごいです。

これを見ていると、地元回りの古墳はあんまり展示のために手が入ってないんだな……となります。宮内庁のものなので簡単に手出しできないのもありますけど。

 

古墳を見て歩く著者に対して、学芸員や解説ボランティアの人が声をかけてくれるのがよかったです。

こういう風に地元の人がいろいろ教えてくれるの親切だなとなりました。

ほのぼののんびりとした話ですが、内容が独特なのが面白かったです。

 

書籍詳細 - スソアキコのひとり古墳部|イースト・プレス

 

 

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