ブックワームのひとりごと

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心霊事件の黒幕にひえっとなる 『ゴーストハント3 乙女ノ祈リ』感想

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)

 

あらすじ

SPRに持ち込まれる心霊相談。それはすべて同じ高校から持ち込まれたものだった。増え続ける怪談に頭を悩ませるSPRの面々。その解決には、麻衣の秘められた力がヒントになっていく。

 

女子高で起こる心霊騒動

いろいろな思惑が重なり、ひとつの結末が導かれるのは、心霊ミステリーとして見事の一言です。

超常的な能力を使うことよりも、それに基づいて調査を行う部分がメインになっているので、オカルトものでも一種のリアリティをもって読めるのが楽しいです。

そして今回は、犯人の動機がひどかった。犯人がやったことは決して許されることではありません。しかし反省の色を見せない犯人の姿が幽霊より恐ろしかったです。このの作者の描く人の闇は生々しいですね。

ナルは本当にいけすかないけれど、犯人に諭す言葉はすごくまともなので、その辺は安心できます。主人公やその恋愛相手のの倫理観というものは物語において重要なんだなあ……。

 

いいところがなかった真砂子

今回はいいところのなかった真砂子。これから頑張ってほしいです。

しかし、なぜ彼女の能力が通用しなかったのかわからなかったので、そこは気になります。コミカライズ版を読んだのがずいぶん昔なので、これが伏線かどうかはすっかり忘れてしまいました。

ナルも相変わらず性格は悪いんですが、ちゃんと倫理観を持ったキャラだということがわかってきました。ぼーさんのバックグラウンドも紹介されて、どんどんキャラが立ってきたなと思います。

マウンティングしあいながらも仲良しなグループって、今思うとなかなか斬新な設定です。

 

まとめ

犯人にはヒエエとなりましたが面白かったです。続きも楽しみです。

真砂子にはこれから頑張ってほしいですね。

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)

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ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)

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