あらすじ・概要
フリント・ロックウッドは自らが開発した水を食料に変える機械を停止させた。喜びもつかの間、フリントと島の住民たちは跡処理のために島を離れることとなる。しかし、意志ある動物たちフード・アニマルたちが出現。フリントたちは世界を救うためにふたたび島に戻ってくる。
ギャグではあるけどところどころ怖い物語
ギャグではあるんですが、ところどころ怖いシーンもあり、やっぱりパニック映画風味の作品だなあとなりました。
フード・アニマルが襲い掛かってくるところは怖いんですが、人間が動物の恐怖を煽っているところもあります。
見た目がかわいい動物には甘くなりがちで、恐ろしい動物には害意があると決めつけるのも人間の愚かさを感じて面白かったです。
ハンバーガーのクモのバンズのセサミの部分がまばたき? するのはぞわっとしますね。
悪役がフリントに共感し、同意した上で仲間として取り込もうとしてくるのが怖かったです。フリントも「誰にも理解されない」と孤独を抱え、悩んでいた時期がありました。しかし最終的に孤立を選ばず、人と助け合う道を選ぶのがよかったです。
結末は思ったより残酷で笑いましたけど、こういう話があってもいいかもしれません。残酷と言ってもグロいという話ではないです。
結末を見て「そもそもフード・アニマルが出現する前の島の生態系はどうなったんだろう……」となりましたが、そこはツッコんではいけないのでしょう。
面白かったですが、SF要素の部分は深く考えない方がいい作品でした。