あらすじ・概要
漫画家、岸辺露伴は漫画の取材でオークションに行き、そこで真っ黒な絵を買い求める。露伴は、初恋の人、七瀬に「この世で最も黒い絵」について説明されたことを思い出す。フランス、ルーヴルに向かった露伴は、キュレーターの助けを借りてそこで最も黒い絵を探し出す。
面白かったけれどTVシリーズより展開が遅め
面白かったけれど私はTVシリーズの方が好きだなという感じです。理由は後述します。
最近ではこれほどスケールの大きな日本映画をなかなか見ないので、それだけで楽しくなってしまいます。
ルーブルに実際に行って撮影したのももちろんですが、小道具ひとつ、衣装ひとつから手間がかかってていいですね。
金銭的なものもそうですが、労力や時間もかかっただろうなあと思います。特にテーマが「絵画」であるので、作品の小道具として出てくる絵の数々が印象的でした。協力した画家のみなさんも大変そう……。
さらに岸辺露伴の初恋の人、七瀬がミステリアスでセクシーで、同性から見てもくらくらするような美しさでした。
といってもわかりやすいお色気シーンがあるわけではないのですが、青少年にとっては「ああ～これはどきどきしてしまう！」という展開の連続でした。
見ながら「イケメンに転生してミステリアスな美女に初恋がしたい……」と思ってしまいましたね。
そんな初恋に怪奇現象が絡んでいるのもいい。
ただ、TVシリーズと比べて伏線や謎が増えているわけではないので、尺が長い分話の展開が遅く感じてしまいました。
私はTVシリーズの展開の速さが好きでしたが、ゆっくり見られてよかったという人もいそうだし、ここは好みの問題ですかね。
