あらすじ・概要
少年ヴィクターは、自分の友人である犬のスパーキーを亡くして嘆き悲しむ。雷の力を借りてスパーキーを蘇らせるが、その力がクラスメイトにバレてしまう。クラスメイトたちは死んだ生物を生き返らせ、恐ろしい事態になってしまう。
犬だけが友達の男の子が犬を蘇らせる
ディズニー映画マラソンをしている中では、ものすごく「正しくない」内容の映画でした。でもそこが面白いです。
町は陰気で、周囲の大人はずるいし、いじめっ子もいるし、信用できないクラスメイトもいます。
そんな町で飼い犬を友達として愛し、死んだ犬を科学の力で蘇らせます。
しかもオチもテンプレ的な展開を通らずそうなるんだ!? と驚きました。
しかし、倫理的に正しい話ばかり見ていて、たまにこういう作品に出くわすと癒されます。正しさは大事なんですが、繰り返し語られると疲れてしまうことがあるからです。
正しいキャラクターが出てこない世界で、主人公も正しいわけではなくて、でもそれなりに生きていくという話は、息抜きになります。
後半は完全にホラー映画の展開で、スマホの小さな画面で見ているからいいものの、映画館で見たとしたらかなり怖かっただろうなと思います。
直接的なグロはありませんが、クリーチャーたちのデザインのおっかなさや、不安を煽る行動は恐ろしかったです。
怖いものが苦手な人にはおすすめしませんが、ひねくれた作品が好きなら見てほしいです。