ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

田房永子

『ママだって、人間』田房永子 河出書房新社 感想

あらすじ・概要 著者は結婚して子どもを産むこととなる。しかし、世間との「普通」との差に悩む。母乳育児の問題や、妊婦の性生活の問題、無意識に押し付けられているジェンダーの問題など、母親が背負う葛藤を赤裸々に描いた作品。 下ネタが多い妊娠出産実…

『女子校育ちはなおらない』メディアファクトリー 感想 女子校コミックエッセイアンソロジー

あらすじ・概要 女子校に通っていた漫画家たち。彼女らが女子校に通っていたころを回想し、コミックエッセイに書き残す。女子校に通っていてよかったこと、困ったこと、女子校にしかない文化など、女子校の世界を楽しく紹介する。 女子校を巡るいいこと悪い…

『うちの母ってヘンですか?』田房永子 秋田書店 感想 変な母を持つ人たちへのインタビュー

あらすじ・概要 過干渉の母親を持った著者は、同じ経験を持つ人たちにインタビューする。困った親の元に生まれた人たちの悩みとは……。怒り、悲しみ、やるせなさを子どもの視点から描くコミックエッセイ。 変な母親を持つ人々へのインタビュー集 毒親持ちの著…

『母がしんどい』田房永子 角川文庫 感想 過干渉な親から離れるまでのエッセイ

あらすじ・概要 過干渉の母親に育てられた著者。ささいなことでかんしゃくを起こし、娘の行動を支配しようとし、理不尽なことを要求する。著者はそれに疲弊していった。長じて男性と付き合うようになった著者は、勝手気ままな男性に振り回されてしまい、母親…

『なぜ親はうるさいのか――子と親は分かりあえる?』田房永子 ちくまQブックス 感想

あらすじ・概要 親との問題に悩み、親と絶縁するに至った著者が、思春期の子ども向けに親との関係を語る。嫌っていたはずの親に似てきてしまった葛藤や、「親もこう考えていたのではないか」という考察。生きる上での建前と本能、世間体と欲望の二律背反など…

『しんどい母から逃げる!! いったん親のせいにしてみたら案外うまくいった』田房永子 小学館 感想

あらすじ・概要 過保護で過干渉な母親の元で育った著者は、両親への怒りの感情と向き合うことになる。自分が弱いからできなかったことは、実は親のせいかもしれない。「自分のせいではない」と考えることで、親への怒りを消化していくコミックエッセイ。 怒…

『キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~』田房永子 バンブーコミックス エッセイセレクション 感想

あらすじ・概要 夫にキレる衝動を抑えられない著者。ちょっとしたことで怒鳴り散らしてしまい、自己嫌悪に陥る日々だ。これではいけないとキレない方法を試しても、上手くいかない。そんな中、ゲシュタルトセラピーというものに出会い、著者の価値観は変わっ…

『いつになったらキレイになるの?~私のぐるぐる美容道~』田房永子 扶桑社BOOKS 感想

あらすじ・概要 自分の外見にコンプレックスがある著者。エステに行ってみたり、断食道場に行ってみたり、パーソナルカラー診断をやってみたり。嫌いだった親に似てくる自分を呪い、もがきながらも、自分の外見が好きになるとはどういうことなのか考える。 …

毒親と普通の人は紙一重なんだよって話―田房永子『お母さんみたいな母親にはなりたくないのに』

あらすじ・概要 過干渉な母親のもとで育ち、なんとかその重圧から脱出した著者。そんな著者も子どもを授かった。しかし、子育ての最中にも、「母」から受けた仕打ちがよみがえる。「こうあるべき」という固定観念を押し付けず、子どもを育てるにはどうすれば…