このたび一般企業の障害者雇用の内定が出ました。そのことについて書きます。
なお、身バレすると企業にも私にも良くないのでほどほどにフェイクを入れながら書きます。話半分に聞いてください。
あとこのブログは、支援者さんにもばれてるからうかつなことは書けないんですよね。気をつけます。
なお、仮のイニシャルと実際の企業名との関連性はないです。
A型事業所
まず、私は就労継続支援A型に通っていました。
就労継続支援A型とは、話せば長くなるんですが、「最低賃金の出る作業所」だと思ってくれればいいです。
この事業所の方に一年半くらい前から「一般企業に就労したい」という意向を伝え、協力してもらっていました。
後から知ったんですがA型はかなりのぴんきりで、こうしてまめに就労支援をしてくれるところは少数派らしいです。
ここに入るとき、いくつかの事業所を見学し、話を聞いたうえで「ここなら感じがよさそう」と決めたんですが、結果的にそれがいい方向につながりました。
職業訓練を受ける
本格的に就活をする前に、大阪の某職業訓練サービスを利用していました。
そこでは作業の速度を上げたり、面接の練習をしたりしました。
環境の変化に弱いので、大分疲れていました。
ハローワークに相談
職業訓練を受けるのと並行して、ハローワークに相談していました。
支援機関の方から、「ハローワークにはまめに顔を出したほうがいい」とアドバイスを受けました。担当の人を得て会話をする中で「こういう仕事はどう?」とか「面接会があるんだけど」とか情報を得ることができるからです。
私の希望として「実習から就労したい」というのがあったので、ハローワークの方も実習が受けられる就労先を中心に紹介していただきました。
障害者雇用の実習制度というのはこういうものです↓
F社の実習
まず、最初に実習を受けたのがF社。検品作業でした。
これはあまり向いていなかったようで、途中から疲れてしまったんですよね。
検品以外にやらなければいけないことが多くて、その作業をうまく覚えられませんでした。
私はいろいろな仕事が立て込むとだめなんだな、と気づきました。
あまり役に立たなかったので、実習先には申し訳なかったです。
K社の実習
次に実習したのがK社。ローカル企業ですが地元では有名です。
そこではひたすら書類を整理する仕事を任されました。
これが私にはハマっていた。どうやら私は一日中同じ仕事をするのが平気みたいです。
黙々とやってると無の境地みたいになってくるのが楽しいです。
先方も私のことを「仕事が早い」とほめていただきました。
そしてとんとん拍子に話が進み、面接に来てくださいねと言われました。(一応手続き上面接をしないといけないらしい)
K社の面接
一旦日を置いてから、K社の面接に行きました。履歴書などは郵送で送りました。
一応志望動機や自己PRを用意して行ったんですが、それは言う機会がなく、「何ができるか」という点を中心に質問をされました。
実習では専用のソフトを使っていてオフィスソフトは使わないんですが、「もしかしたら、オフィスソフトの仕事も頼むかも」と言われました。使っててよかったWordとExcel。
Adobeソフトを扱う部署もあるみたいで、そっちで働く可能性もあるかも、ということでした。
相手も私が何をできるかわからないので、手探りなんだろうなあと思いました。
しかし、お金がなくてPhotoshopを解約しちゃってるので、技術を覚えていられるか不安ですね。やっぱり持っておいたほうがいいのでしょうか。
今後のこと
さて、就労はできそうですが、今後は安心かというとそうでもありません。
フルタイムで働いても家賃を払ってしまえば生活にぎりぎりの給料なので、ずっとこの仕事を続けてもいられません。
非正規雇用の五年縛りのこともあるので、数年で雇い止めになる可能性もあります。
だから何かしら、働きながら選択肢を増やさないといけないでしょう。資格を取ったり、スキルを上げたり。
とりあえずAdobeソフトの習熟は続けたいんですが、Adobe税がばかにならないのでなかなかしんどいですね。
まずは安定して働けるようになり、そこから次を目指していきたいと思います。
やってよかったこと、後悔していること
やってよかったと思っていることは、実際に支援者の人に足を使って会いに行ったことです。
インターネットや本に書かれている話は限られています。オフレコだからこそ、こっそり教えてもらえる事情がありました。就労について調べたいなら、ネットで検索する前に実際に相談窓口に行ってみるのが吉です。
後悔していることは、話の流れでなんとなく受けたF社の実習ですね。結局「なんとなく」やってしまうとうまくいかないんだな……と思います。
人任せじゃなくて、自分で情報を吟味してしっかり判断していく必要がありました。
というわけで、私が就労するまででした。
こんな語っていておいて、あっさり辞める羽目にならないか心配なんですけど……そのときはそのときということで。
何か参考になるところがあれば幸いです。
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