ブックワームのひとりごと

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漫画家、豚を描いて国賓になる―松本救助『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』

ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました

今日の更新は、松本救助『ブタが好きすぎてハンガリー国賓になりました』です。

 

あらすじ・書籍概要

ハンガリーの豚マンガリッツァを漫画に描いたことから、ハンガリーの大使館からお声がかかった著者。ハンガリーに招かれ、困惑しながらも飛行機に乗る。著者が旅の途上で見たものとは……。

 

漫画みたいなコミックエッセイ

コミックエッセイにこう言うのもなんですが、漫画みたいな導入でした。

ハンガリーではマンガリッツァは「食べる国宝」と言われ、とても大事にされています。世界に広く輸入してもらうため、熱心に広報しているのです。そんなハンガリー大使館が、(失礼ですが)それほど売れていなかった著者の漫画に目を留め、声をかける、というある意味シンデレラストーリー。

著者が描いていたのは豚がバーの主人という、ハンガリーとはあまり関係のない作品だったので著者はものすごくびっくりしたようです。

 

内容としては、大使館や輸出する食べ物の広報活動がどういうものか垣間見れたのが興味深かったです。

SNSを「マンガリッツァ」でサーチしていることも初めて知りました。輸入食品でうかつなこと言えないな!

マンガリッツァの晩餐を食べているシーンで、大量の食事を必死に食べていた大使館の人が印象的でした。大使館職員は食べることも重要な仕事らしいです。確かに食べ物をごちそうになって「これ食べられません」と言えないですしね。偏食の人はできない仕事だな……

 

そして初めての「国賓」扱いに戸惑い、それでも必死で務めをこなそうとする著者が面白くもありほほえましくもありました。国賓になるというのはそうそうある体験じゃないですからね。

「おそらく根はとてもまじめな人なんだろうな」とふふっとなりました。

 

まとめ

自分ではきっと体験できないような経験なので興味深かったです。

不思議な縁ってあるものなのですね。

ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました
 
そして人間になる