今日の更新は、『絵筆をとったレディ 女性画家の500年』です。
あらすじ・書籍概要
男性に比べて語られることが少なかった女性画家の作品。この本では年代別に作品を並べ、解説とともに紹介していく。
女性の描く女性面白い
基本的に画家の生いたちや背景には触れすぎない塩梅で、そこがよかったです。絵に集中できました。
絵はフルカラーではなくカラーのものとモノクロのものがあります。予算の都合かな?
翻訳ものではありますが、読みにくさはほとんど感じませんでした。
わかりやすいフェミニズム的な要素は少ないので、そういうものを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。それは「あえて」のことだと思うのですが。あくまで画家ということを重視して、女性だということは脇に置いておくスタイルです。
そんな本だからあまり女性だからどうとか言いたくはないんですが、女性画家だと同じ女性に対するまなざしが違うような気がします。
恋愛対象ではないから、美しいのに普通で、人間味があります。
あと私の大好きなカペーの「自画像」が表紙なのがポイント高いですね。国立西洋美術館で見られるので近くに住んでいる人にはぜひ見に行ってほしいです。
まとめ
知らないことが多くて面白かったです。きれいな絵をたくさん見れて良かった。
語られることが少ないなんてもったいない!
- 作者: アメリアアレナス,Amelia Arenas,木下哲夫
- 出版社/メーカー: 淡交社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: アメリアアレナス,川村記念美術館,Amelia Arenas,福のり子
- 出版社/メーカー: 淡交社
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