あらすじ・概要
ある日、天宮がCHaCK-UPのもとに行くと、そこにはメンバーミナミがおらず、代わりに謎の男がいた。「彼がミナミである」というメンバーの主張に困惑する天宮。自分がおかしいのか、周りがおかしいのか。ミナミはどこへ行ってしまったのだろうか?
はらはらするサスペンス回
前回とはがらっと雰囲気を変えて、サスペンス回でした。天宮が周囲を信じられなくなっていく様子がありありと描かれて、こちらもどきどきしました。
怪しい薬を飲まされそうになったり、仲間が倒れていたりしたシーンは演出とも相まって怖かったです。
でも最後には丸く収まるところがこの作品らしいですね。よくよく考えるとわかる、見事なミスリードでした。
実のところアイドルものには苦手意識が強いのですが、CHaCK-UPは素直に面白いと思えます。理事長のせりふを聞いて理由に気付きました。この世界では、キャラクターが自立すること、やりたいことを選ぶことを大事にされています。
実際のところ芸能活動をしていればやりたいことを諦めなければいけないことも多いだろうけれど、CHaCK-UPのキャラクターはちゃんと自分のやりたいことをやろうとしています。そこにほっとするのでしょうね。
しかしオチとしては次回への引きで終わってしまったので、ひとつの作品としてはちょっと消化不良ですね。
あくまでも続き物のとある1話という感じでした。
ライブパートもかわいかったです。俳優がアイドルを演じてアイドルが宇宙人を演じる、入れ子構造の演技がすごいんですよね。演劇パートとは全く違うキャラクターたちが面白いです。
トークもほほえましくて明るい気持ちになれました。