あらすじ・概要
最終学年となった舞台少女たちは、これからの進路について悩み始める。高みを目指す者、今できることを全うするもの。それぞれの思いが交錯する中、またオーディションが開催される。
卒業を意識した話でした。劇場版の前日譚といった感じ。
今まで出てこなかった裏方のキャラクターが登場し、雰囲気の違うストーリーでした。
テンプレ的な展開から一歩進んだ展開で、ストーリー的にはこれが一番面白かったです。
自分VS自分のシーンは、ベタな展開ですがかっこよかったですね。
黒い姿をした己と戦い、舞い踊る少女たちは美しかったです。
また、位置が目まぐるしく変わり、殺陣とダンスが混じりあって行われるパフォーマンスはとても魅力的でした。
「自分はこういう人間なんだ」という決めつけからからを破り、新しい価値観を得ていく若者たちには希望を感じました。
特に、真矢の葛藤や、彼女と戦う三人の舞台少女の思いはよかったです。
しかし、アニメ劇場版のときも思ったんですが、ここまでしっかり卒業を描くのであれば、99期生の物語はここで終わりにしてほしいなと思います。